＄函館活性化へ　大泉潤新市長

林孟

2023年5月7日 03:11

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＄函館活性化へ　大泉潤新市長

大泉潤新市長、函館市活性化へ　弟・洋＆ＧＬＡＹとコラボも「何か面白い連携があるといいですね」

４月２３日に投開票された北海道・函館市長選で初当選した俳優・大泉洋（５０）の兄で、同市元保健福祉部長の大泉潤新市長（５７）が３日までにスポーツ報知のインタビューに応じた。函館を活性化させるべく、洋との兄弟コラボ実現の可能性について、潤氏は「何か面白い連携があるといいですね」と含みを持たせた。（坂口　愛澄）　弟・洋と顔立ちが似ているため、選挙期間中は市民から「本当にそっくりさん」、「表情まで似てる」などと声を掛けられたという潤市長。現職との一騎打ちとなった選挙戦は、相手の４倍以上の票を得ての圧勝劇。「こんなふうになるなんて夢にも思わなかった」と振り返った。　新市長として真っ先に取り組みたいことには、「若い方々に選ばれる町づくり」を挙げた。　「未来へ向けた投資はしっかりしないといけない。そうでないと、ここ（函館市）で家族を作ろうという考えにはなりませんよね。ここなら大丈夫と思われたいし、まだまだポテンシャルがあることを知ってもらいたい」　家族愛の強い潤氏は、現在放送中のＴＢＳ系日曜劇場「ラストマン―全盲の捜査官―」をはじめ、普段から洋の出演番組をこまめにチェックしているという。　「彼（洋）、とっても多忙すぎますよね。家族として、兄弟として誇らしいし、一国民としても力、元気をもらえる気がしませんか？僕はそうなんです」　洋も、何度も函館に足を運んでいるという。「ものすごい函館のこと詳しいのよ、彼。素晴らしさを発信するのはきっと得意だと思いますよ」と笑顔で明かした。　ならば、そんな最愛の弟とタッグを組み、函館を盛り上げるプランは？　「観光大使ということではないかもしれないが、何か面白い連携があるといいですね。『来てちょうだい』というより、『来たかったら来てもいいよ』と言おうと思ってます。『来るなら来い！』みたいな（笑い）。仕事どうこうではなく、２人だけの兄弟だからこれからも力を合わせたい」カラオケ十八番　さらに、函館出身の超人気バンドとのコラボレーションにも夢をはせた。潤氏は、２０１１年から函館出身のロックバンド「ＧＬＡＹ」とも親交があり、カラオケの十八番は、冬の函館を描いた「Ｗｉｎｔｅｒ，ａｇａｉｎ」だという。　「ふるさとの誇りを通り越しているんです。きっと、地域のアイデンティティーの一つなんですよね。ＧＬＡＹさんとファンの間にある絆は他とは違う。もちろん函館市として一緒に何かをやれたらいいなという思いは持っています」　◆函館市　人口は２４万２４６７人（３月末現在）。毎年５００万人以上の観光客が訪れる観光都市。特産品・名物はイカをはじめとした海産物、函館ラーメンなど。函館山からの夜景は、「世界三大夜景」の一つとも言われるほか、温泉も有名。他の主な同市出身者に女優・高峰秀子さん（故人）、歌手・ＹＵＫＩなど。　◆大泉　潤（おおいずみ・じゅん）１９６６年３月２０日、北海道江別市生まれ、５７歳。早大法学部卒業。９５年に函館市役所入庁。総務部秘書課長や観光部長、保健福祉部長などを歴任。ニックネームは潤兵衛。長所はガッツがあるところ、実直さ。趣味は筋トレと水泳。家族は妻と１男１女。

す。（2023年5月）