$小説作法の殺人 免条剛 (著) 形式: Kindle版
$小説作法の殺人 Kindle版
免条剛 (著)
形式: Kindle版
$解説
「わたしは、さらわれた子ども」――
小説家志望の美女の不審死。遺作『失踪』に隠された忌まわしき記憶。
偽りの素性に即製探偵コンビが挑む!
元「小説新潮」編集長が満を持して放つ、完璧なミステリー!
突然死した藤堂理沙の死因の調査をしてほしい――。
依頼を受けた高円寺の私立探偵・常念勝は、理沙の親友である麻川マリから、小説教室で理沙が提出した課題作品『失踪』を渡される。
誘拐された子どもが生みの親を訪ねるという内容は、かつて自分を「さらわれた子ども」と語っていた理沙そのもの。常念とマリは、理沙の執筆の足跡をたどり、神戸、京都、大阪へと飛ぶ。
いないはずの弟、消えたパソコン、二人を襲う暴力……。複雑に絡まり合う謎と、輪郭をなくしていく理沙の正体。
常念は理沙の遺したフィクションの迷宮にはまっていく……。
$読者レビューより引用・編集
プロの読み手と言える新潮社の元編集長が書くミステリー小説。
友人の死に不信感を抱く女性から、その調査依頼を受けた探偵が、遺作となった小説を手掛かりに、故人の過去を辿る展開。
適度なアクションシーンもありつつ、謎の素性が徐々に明らかになっていき、ラストの事件解明からもうひと捻りの仕掛けまで、まさしく正攻法のミステリー。
$商品の説明
著者について
1950年、東京都生まれ。本名、校條剛(めんじょうつよし)。早稲田大学第一文学部卒業。1973年、新潮社入社。月刊「小説新潮」元編集長。2014年から19年まで京都造形芸術大学文芸表現学科教授。19年より「京都文学賞」選考委員。校條剛名義の著作のうち『ぬけられますか 私漫画家滝田ゆう』で大衆文学研究賞を受賞。他に『スーパー編集長のシステム小説術』『ザ・流行作家』『作家という病』『にわか〈京都人〉宣言』などがある。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
$校條剛(めんじょう つよし、1950年- )は、元編集者、文芸評論家、作家、元京都造形芸術大学教授。
人物
東京都荻窪生まれ。1973年早稲田大学第一文学部仏文科卒、新潮社入社。『小説新潮』に29年間在籍、9年間編集長を務めた。日本推理サスペンス大賞、新潮ミステリー倶楽部賞、小説新潮長編新人賞の創設を主導[1]。新潮新書編集委員のときに、270万部のミリオンセラー『国家の品格』(藤原正彦)を担当。2007年、『ぬけられますか 私漫画家滝田ゆう』で第20回大衆文学研究賞受賞。2010年新潮社退社、2014年度から2018年度まで京都造形芸術大学(現・瓜生山学園京都芸術大学)文芸表現学科教授[2]。2019年より「京都文学賞」アドヴァイザー&選考委員。2022年に、免条剛名義で初めての小説作品『小説作法の殺人』を上梓。
著書
『ぬけられますか―私漫画家 滝田ゆう』河出書房新社 2006
『スーパー編集長のシステム小説術 才能なんていらない!』ポプラ社 2009
『作家という病』講談社現代新書、2015
『にわか〈京都人〉宣言 東京者の京都暮らし』イースト新書 2020
免条剛『小説作法の殺人』祥伝社 2022。小説作品
『富士日記の人びと 武田百合子を探して』河出書房新社 2023
監修
『朝5分!読むだけで文章力がグッと上がる本』監修 永岡書店 ナガオカ文庫 2012
誉田龍一『小説を書きたい人の本 コツさえつかめば小説は誰でも書ける!』新版 監修 成美堂出版 2013