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$キング・クリムゾン
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$キング・クリムゾン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この項目では、イングランド出身のプログレッシブ・ロック・バンドについて説明しています。『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンドについては「ディアボロ (ジョジョの奇妙な冒険)」をご覧ください。
キング・クリムゾン
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UNCERTAIN TIMES JAPAN TOUR 2018 (2018年)
基本情報出身地
イングランド ロンドンジャンル
シンフォニック・ロック(初期)
ヘヴィロック/メタル(1972年-1974年、1990年代以降)
プログレッシブ・メタル(1990年代以降)
ヌーヴォ・メタル(1990年代以降)
活動期間
1968年 - 1974年
1981年 - 1984年
1994年 - 2011年
2013年 - 2021年
レーベル
委託先
(WHD/WOWOWエンタテインメント)
(ユニバーサルミュージック)ほか
公式サイトDGMディストリビューション・ジャパン (@DGM74921370) - X(旧Twitter)メンバー
ジャッコ・ジャクジク(ボーカル・ギター)
ギャヴィン・ハリソン(ドラムス)
ジェレミー・ステーシー(ドラムス・キーボード)
旧メンバー別記参照
キング・クリムゾン(King Crimson)は、イングランド出身のプログレッシヴ・ロック・バンド。
同国のミュージシャン、ロバート・フリップが主宰を務めていることで知られ、同分野で重要な位置に格付けられているグループの一つ。活動は中断期間を挟みながら50年以上に及び、ロック史に大きな足跡を刻んでいる。
概要
1968年12月に結成。アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』で1969年にデビュー。以降、リーダーのロバート・フリップはバンドのメンバーを次々と替えていき、音楽性も多様に変遷を辿った。
活動は、大きく4つの時期に分けられる。
プログレッシブ・ロック形成の時代。演奏ジャンルに明確な線引きもなく、バンド史上最も実験性(エクスペリメンタル)に富んでいた。
1980年代前半
管弦楽器やメロトロンを廃したギター・ロックに徹し、これまでの音楽性を転換。音響機器の飛躍的な進歩もあり、ニュー・ウェイヴの時代に沿ったスタイルを展開した。通称ディシプリン期とも呼ばれる。
ヘヴィメタル路線を推進したプログレッシブ・メタルを展開。メタル・クリムゾンとも呼ばれ、独自のヘヴィサウンド「ヌーヴォメタル」を創り出した。
公演活動にシフトし、ライブサウンドに特化。過去の作品を高度なレベルで演奏する、洗練かつ円熟した時代。
【補足】
各期の細かな分類については諸説ある。構成メンバーを基準に、“第1期”、“第2期”……などと分類する点は共通しているが、「デビューからファースト・アルバムのリリース当時」のメンバーを“第1期”、サード・アルバム『リザード』のころを“第2期”、4thアルバム『アイランズ』のメンバーを『第3期』……とする分類や、『リザード』までを“第1期”、『アイランズ』のころを“第2期”、『太陽と戦慄』から1974年解散までを“第3期”……とする分類などといったように、「アルバム自体や、その時のメンバー単位で分類する方法」と、「デビューから1974年の解散時まで」を“第1期”、「1980年代再結成からの活動期間」を“第2期”、「1994年からの活動期間」を“第3期”……と、「連続活動期間で分類する方法」などがあり、統一がなされていない。音楽評論家の市川哲史は、『太陽と戦慄』の時期を「再結成」、1980年代の『ディシプリン』から『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』の時期を「再々結成」、1990年代のダブル・トリオの時期を「再々々結成」として、キング・クリムゾンのCDのライナノーツでもその様に記述している。ここでは、前者の分類方式に準じて述べていくが、「デビュー当初の“第1期”」後については、極力、構成メンバーやアルバム・タイトルなどで記述することとする。
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