見出し画像

我が家のベタ飼育環境ー親魚編ー

タイのようなファームを目指したい!!!

…尽きぬ欲望とスペースの狭さに日々葛藤しています。

今回は我が家の飼育環境について、ということで公開可能な範囲で記事にしていきたいと思います。
先に申し上げておくと、わたしはベタを''楽しく飼育する''というより''コンテストブリーダーとして育成・管理していく''側の立場です。底面材を敷き水草を入れたり、彩り豊かなビー玉などをチョイスしたレイアウトは一切出てきません。一応それなりの理由はあるのですが、上記のような環境を否定するわけではないことをお含みおきください。


それでは早速どうぞ!

ごちゃごちゃしているように見えますが、これでも整っている方…

では詳細を↓

タイトル通り、今回は繁殖~幼魚達のテリトリーに絞っている。
成魚達のテリトリーはまた別の機会に。

少しは分かりやすくなったかな?
我が家のメイン水槽はGEX【メダカ元気 メダカのための水槽セット300】。
水槽サイズは約幅31.5×奥行16×高さ19cm、水容量は約7.5Lと平均的。
アクアリウム初心者に導入しやすく、比較的安価でバランスの良い水槽です。

フィルターとポンプのセットは大変ありがたい。

ベタといえばボトル水槽やコレクションケースのような小さな容器で飼育するイメージがある方も一定数いるんじゃないでしょうか。
勿論、出来なくはないです!不可能ではありません。
ただ、繁殖~幼魚まではこれくらいの容量の水槽を使用することをわたしはオススメします。
その理由とメリットは、……

  • 運動が出来る適度な広さの水槽で過ごすことにより、ストレスが少ない状態でオスが繁殖に挑める。※メスは巨大化を防ぐため小さな容器で管理し続けます。

  • オスが過ごした水槽をそのまま繁殖水槽に使うと、オス自身の縄張り意識が強まりメスを追う=ペアリングが成功する確率が上がる。またバクテリアが住み着くことによって、人間の目では目視出来ない針子の餌が自然に湧く可能性が高まる。

  • 広い水槽を使用することによって水質悪化のスピードを緩やかに、また針子~幼魚の酸欠を水量の多さで防ぐことが出来る。

  • 幼魚の運動率が上がり、成長を促すことが出来る。

メリットしかないね!!!

逆にデメリットを挙げるとしたら、スペースの問題と水槽を購入する費用がかかる…くらいでしょうか?

はい、ここで皆さんに朗報です。
アクアリウムの沼にハマってしまったと感じた方は耳をかっぽじって聞いてください。

水槽は繁殖します!!!!!!!!(?????)


…ええ、水槽はですね、無意識に増えます。
気付いた時には生体の数より増えています。
そうです、我々は魚ではなく水槽を飼っているのです(?)

といった現象が起きかねません。
結論、

繁殖させる予定があるなら上記くらいの大きさの水槽を1台、お迎えしてください。

だって増えるんだから。どうせ増えるんだったらこれを買おう(微笑)



少々話が逸れてしまいましたが、次はこちら。

ベタ愛好家であれば誰もが憧れるのではないだろうか。
キラキラと輝くコレクションケースがぎっしり並んでいる図を…

本体サイズは幅63/78×奥行25×高さ209-282cm、材質はスチールです。
このラックは非常にスリムで探すのに苦労しました…
本来ならもっと丈夫な、耐久性の高いラックを望んでいました。
しかし我が家には水槽部屋というスペースは存在しません。
愛好家の多くは水槽部屋という天国の間をお持ちのようで、羨ましい……そんな場所があったら、今の倍、ベタを飼って増やして……ふへへ(((殴

ということで、部屋に隙間が出来ればそこを狙ってラックを設置するという荒行であるため頑丈なラックを購入することは出来ませんでした。

我が家の間取り図、これが現実()
ラックは黄色に塗りつぶしたスペースに設置中。
円形の場所は基本夏場のみ使用する屋外若魚~成魚スペース。

ラックは2か所…さすがにこれ以上のラック増設は考えていません。
1つのラックは特にお気に入りの成魚をピックアップして並べているので、実質繁殖~幼魚までは1つのラックで完結させています。

続けて、各備品。

みんな大好きGEXロカボーイ。
お手頃価格は庶民の味方!

え?
と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうです。

我が家ではフィルターを導入しています。


「本場のタイは止水だよね…」
はい、基本はそうですね。
「ベタって水流を嫌うのでは?」
う~ん、一概には言えないんじゃないかな。

というのもプラカットは勿論、ハーフムーンでも試したことは何度もありますが特に大きな問題はなかったです。
むしろ我が家ではろ過することにより水面の油膜とサヨウナラ!水もクリアになって水替えの頻度も少し減る!ベタが水流に沿って泳いだりして適度な運動やストレス解消になる!と感じるほど。
※ろ過はGEX中型にいるベタのみを対象としています。
※ただしダンボハーフムーンは控えた方がいいかもしれません。

これには賛否両論あるかと思いますが、あくまで個人の意見と経験からの判断ですので悪しからず。全てはベタのみぞ知る……
あ!ろ過を投入するとはいえ水流はとても優しく穏やかにしてくださいね!
これは絶対お約束★

エアー調整バブルで水流をコントロール。
特にハーフムーンへの水流は止水に近付けることを意識するように。
水槽とセットで手に入るこちらのろ過は、主に稚魚水槽に使用。
というのもロカボーイでは機械の隙間へ稚魚が侵入し、最悪死に至るという悲しい状況に陥りやすい。
このろ過の場合は吸い込み口がスポンジに覆われているため稚魚の侵入を防ぐことが出来る。

最後にお見せするのはライト。
これ、爬虫類系に使用する日光浴(=紫外線)ライトなんです。
先に結論を述べておくと効いてるのかどうかわかりません(笑)
なぜこんなものを。LEDライトでよくね?と思う方々多数だと思います。
効果がわからないのであれば、そうですね、わたしもLEDでいいと思います。何ならライト、いる?(苦笑)

というのも、今から約2年前。まだわたしが駆け出しブリーダーだった頃。
幼魚から成魚への育成過程でベタのサイズが小さいことに悩んでいました。
ベタ自体は綺麗に育っていたのですが、如何せん思っていたより大きく育たない。これではコンテストサイズ(ヒレを除いた、体長3.75cm)に到達出来ない……

何がいけないのか、何が足りないのか。
本場のタイと我が家では何が違うのか。

餌の量、与える回数、水量、餌の種類、質…

……太陽。

「子どもは風の子、外で元気よく遊んできなさい」
「日光を浴びることはカルシウムの生成にも役に立つのよ」
「たくさん外で遊んできた子は体が丈夫な傾向にあるわね」

日光だー!!!!!!

でも今の季節は冬だ。この時期の日本で野外飼育はさすがに無理だ。
諦めるしか………


ライトだー!!!!!


といったノリで導入したのでした。何という脳筋、何という単純さ。
これで結果がわからないって何よ(苦笑)

わたしの知らないところで、もしかしたらベタ達にいい影響を与えているのかも知れません。いやマジで無意味なのかもしれません。
ただひとつ言えるのは、このライトが本当に紫外線を発しているのだとすると、定期的にこのライト光を浴びているわたしの顔は、将来シミだらけになるということです(笑)


めでたしめでたし。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?