日本初のコンテナサウナ「サンテナ」体験記(ルイガンス福岡)
うちの夫婦はお互いの実家が同じ福岡市内で、車で30分ほどの距離。
大晦日と元旦に、それぞれの実家に行きはするけど、帰省というイベントは特にない。
だから正月休みは少し持て余し気味だ。
それで、せっかくだからどこかへ行こうと色々調べていると、妻がルイガンスに泊まったことがないことが判明。(もちろん僕もない)
行ったことないところへ行くのが好きな僕たち夫婦。
海の中道にはマリンワールド、inn the parkと観光スポットがあるけど、行ったことがないし(妻はマリンワールド経験済)休みだし、せっかくだし行ってみようとなった。
ちょっと奮発しなきゃいけない値段だけど、今年一年頑張ったお互いへのプレゼントの意味も込めて。むしろそう思わなきゃこんな贅沢できない。
予約のためホームページをチェックすると、ルイガンスには宿泊者限定の、日本初の移動式コンテナサウナがあるという。
何やら気になるのでコンテナサウナも予約。その名もサンテナ。
宿泊料と別途¥5,000が必要とのこと。料金は宿泊料と一緒にチェックアウト時にお支払い。
結論からいうと、このサンテナでは極上のととのい体験ができた。
妻曰く「生まれてはじめてととのった」らしい。かくいう僕もガッチリ整ってしまった。
車で数分のところにある、inn the parkのお風呂棟も気になっていてハシゴするつもりでいたが、こちらは現在、期間限定で宿泊者のみの利用となっているそうで、断念。
さて、ルイガンスにチェックインするとサンテナで利用するタオル、ガウン、スリッパを渡される。15時半からの2時間利用。早速サンテナへ。
まずは2階にある内湯の大浴場で予熱して、体を拭いたら水着にガウンで室外へ飛び出す。さ、さむい!
室外にどんと置かれているサンテナまで、距離にして50〜60mほどをほぼパンイチで歩く。
サ室への扉を開けると、サ室が外気と直接接さないように二重扉になっている。これは温度が安定してありがたい。
1枚目の扉をくぐると、給水機とキューゲル用の氷、タオルが置いてある。
キューゲルとはアロマ水をボール状に凍らせたもの。それをサウナストーンの上に置くことで、氷が溶けて徐々に蒸発する。
通常のロウリュと違い緩やかなロウリュの蒸気とアロマの香りが楽しめるロウリュグッズらしい。
僕はサンテナではじめて出会った。福岡市内でほかにキューゲルが置いてあるところはあるのだろうか。
ガウンを脱いでサ室に入る。5、6人は収容できるのではないかという空間。
室温は85〜90度を行ったり来たり。セルフロウリュはおかわり自由で、アロマ水が満たされた桶と柄杓が置いてある。
サ室内にテレビはなし。サウナに集中して、リラックスできる空間になっている。
残念だったのがサウナマット。これは使い回しの様子で、改善の余地あり。
12分計が一周したので、水風呂へ向かう。サンテナの場合、プールが水風呂になっているのがミソだ。
浅いが横になれば頭まで浸かれる。シャワーで汗を流して、いざドボン。
超効く。冬の外気のせいもあって水温が何度かわからないが、体の芯を突き刺すような感覚だ。
そこから外気浴。
整い椅子はプールサイドのチェア。数も充分。
海の中道海浜公園の自然豊かなロケーションで夕日を見ながらの外気浴となり、完全に整った。
宿泊料高いけど、この体験をするだけでもその価値はあった。奮発してよかったと思った夫婦でした。