5歳児語録。わかる ということ
想像できたから、わかった。
これは、理詰めで母親(私です)に叱られた、5歳になったばかりの息子の言葉です。
わかること、それは想像できること。
5歳の思考の深さと的確さに考えさせられたお話です。
休日の夜、家族でしゃぶしゃぶ食べ放題に行きました。
うちの子どもたちは、基本的に特に騒いだりせず、食事することができるのだけれども、
5歳長男は時折長椅子タイプの椅子に一瞬立ち上がったり、寝っ転がったり…夫と私で5回くらい注意しながらの食事でした。
デザートを頼んだ直後、また寝っ転がる長男。
もう、ダメだね。
私は、長男を抱えて、お店の入り口に移動。
立ち上がって食事をしたり、途中で寝っ転がってはいけないこと
君は、それをもう理解できている年齢的であること
何度も同じ注意をしたこと
でも、できていないから、もう席には戻れないこと
を伝えました。
案の定、アイス食べに席に戻る!もうわかった!やらない!
という長男。
今まで何度も言われてできなかったことが、なぜ今同じことを言われてできるのでしょうか?
たぶんできないと思いますので、席に戻ることはできません。
と、淡々と伝える私。
数秒の沈黙ののち、長男冒頭のひとことです。
いまは、ママに言われたことを、想像できたから、わかったんだ。だから、もうしない。
あぁ…たしかに。
何度か言われても、それが耳に入っていても、
頭でどういうことかな?って、イメージしないと、つまり想像できないと、わかったって言わないよなぁ…と妙に私が納得してしまいました。
それから
想像するって、余白がないとできないよなーとも思いました。言われたことや感じたことを咀嚼する時間というか。
矢継ぎ早に大人が言葉をかけたりとか、楽しい刺激がたくさんありすぎると、その余白はなくなっていく気がする。
子ども自身の気づきや学びや理解を大切に。
これからも、子どもたちと一緒に日々を過ごしていこうと思いました。