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『さすらいの唄』!

日本人は『さすらい』という言葉が好きだ。
歌の題名にも『さすらい』が散見する。
小林旭さんの『さすらい』
中島みゆきさんにも『さすらい』
小沢深雪さんお『必殺』の主題歌が『さすらいの唄』
アントニオーニ監督の映画のタイトルも『原題』は『叫び』なのだがなぜか『さすらい』と改訳されていた。
そして
北原白秋作詞
中山晋平作曲
『さすらいの唄』
対象6年、1917年の劇中歌だ。
当時島村抱月や松井須磨子が主宰していた劇団『芸術座』公演
トルストイ原作『贖罪』を翻案して『生ける屍』と題して上演したが、
その劇の中で松井須磨子が歌唱したのが『さすらいの唄』
物語の主人公のジプシーの心情を歌ったものだ。
後年奈良光枝さんが歌い、美空ひばりさんもコンサートで歌っている。
森繁久弥さんの歌唱もどこかで耳にしたことがある。
この『さすらいの唄』を昨日娘のピアノ伴奏で私も歌ってみた。
私のこれからの『愛唱歌』となりそうだ。
お聞きいただくと幸いだ。

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