『上を向いて歩こう』!
『上を向いて歩こう』
亡き坂本九さんの代表曲
永六輔作詞
中村八大作曲作品
いわゆる『六・八・九』トリオの作品だ。
NHKの『夢で逢いましょう』から生まれた世界的ヒット曲。アメリカではなぜか『sukiyaki』とのタイトルだったようだ。
昭和36年の作品。
私が20歳の頃だ。ちょうど日本は前年の『60年安保闘争』で大混乱だった昭和35年の翌年まだ国内には『余波』が残る中での楽曲。
演歌好きの私は当時一度も歌ったことはない。次の年。日活がどうタイトルの映画を制作した。主演は吉永小百合さん浜田光夫さんそれに坂本九さん。
詳しくは覚えていないが『車椅子に乗った薄幸の少女役』を吉永さんが演じていた。
その後坂本九さんとは仕事で何度かご一緒したこともある。
NHKのスタジオや日比谷公会堂などでだ。
この度娘のピアノ伴奏でこの曲に挑戦してみた。
この歌は決して明るい歌ではない。なんとはなしに『上を向く』に惹かれて『希望の歌』のように錯覚するが実は『悲しく寂しく一人ぽっち』で下を見る非人道的『涙』が溢れてしまうので仕方なく『上を向く』のだ。
何故この曲を今歌うかと言うことだがこのところかみさんから『歩く姿が前屈みで背筋も曲がってる』と言う指摘を受けならばせめて歌だけでも『上を向いてみよう』と思ったからだ。