なぜか『知床旅情』!
昨日娘のピアノ伴奏で『知床旅情』を歌ってみた。
昭和35年。
森繁久彌さんの作詞作曲だ。
昭和35年といえば私がまだ学生時代。演歌ばかり歌い聞いていた時代。だから『知床旅情』に惹かれたことは一度も無かった。
森繁久彌さんはアナウンサーの先輩だが『日曜名作座』の語りはよく聞いていた。
一度放送局の廊下で出会ったとき私の方から挨拶させていただくと『吉川君!君も偉くなったね』と言われたことがある。理由はわからない。
テレビ番組では『この人森繁久彌ショー』の司会を担当したことがある。
堺正章さんとのダブル司会。ゲストに『竹脇無我さん。西郷輝彦さん。松山政治さん』らが出演された。豪華な番組であった。
それきりだった。
なぜかこの度ふと『知床旅情』を歌ってみたくなった。楽譜がなく『コード表記』だけの『歌詞』での伴奏で娘も戸惑った様だがなんとか歌ってみた。
無論この楽曲加藤登紀子さんの歌唱で広く世に知られる様になったが私は森繁久彌節の方にむしろ共感を覚えながら歌ってみたところだ。