昔テレビの「衝撃映像」的な番組で、Excelの列はどこまで続いているのか検証した人のことを紹介していた。 方法はいたって単純で、ただひたすら下方向キーを押し続けるというものだ。 彼はキーを押し込み続けた。風呂は当然入れない。片手で食べられるサンドイッチを傍らに置き、トイレに行かないでもいいように水分を控えた。 はっきりした時間は覚えてないけど、8時間とかだった気がする。ページの移動が終わった時、彼は飛び上がって喜んでいた。 その後、その番組がこんなことを言い出した。 「こ
今日は学笑コンクールという賞金が出るライブに出た。これで「がっしょう」と読むらしい。ナイスなネーミングだ。 結果はやっぱりパンとココアさんの優勝。先輩は積み上げているものが違う。 ライブがある前の日はちょっとだけ頑張れる。バイトが入っていても、「でも明日はお笑いの日だしな!」と思えるし、バイト先の先輩のダルめの絡みも軽快に返せる。でも、バイトがなくてよく寝た次の日のネタ合わせの方が確実に元気なので、やっぱり睡眠は大事だ。 この前、初めて人にコンビを組むことを打診した。月
バイト先の先輩の無愛想さを許せた。僕が嫌われているんじゃなくて、もともとそういう人なんだ。
やったやったやった! お笑いだお笑いだお笑いだ!!! 今日は2023年5月6日。僕の初漫才の日だ。舞台は関西大学、凛風館の中にある小ホール。 僕が、僕の最悪人生の中で最も輝いたかも。いや、これからの輝きに期待しつつ、かなりキラキラしてた。 コロナも収束し始め、マスクも付けてない人が増えたこの新大学生一か月、僕の生活はカスだった。自分の学部のボリューム属性は野球部で、興味がちょっとしかない学問を修めようと毎日通学し、バイトがダルすぎて心の110番に相談しそうになった。