学生マスターの萩観光
いつも山口の観光情報を発信していますが「お前はどうやって観光しているんだ」と思う方がいらっしゃるかもしれません。そこで、学生マスターの「とある日の萩日帰り旅行」を紹介します!
萩にどうやって行ったか
スタートは湯田温泉!「スーパーはぎ号に乗るんでしょ」と思ったそこのあなた!実はもう一つの方法を使っています。それが湯田温泉から出ている萩行のバスです!幕末オタクの間では「神の乗り物」と呼ばれており、乗り換えなしで萩まで行くことができます!
三半規管が屈強な私は車内で「木戸孝允と幕末・維新」を読みましたが、普通の人は酔うのでやめましょう。
古本屋カフェ「tabito」
萩バスセンターで降りて、最初に向かったのは古本屋カフェ「tabito」です!2024年2月にできたカフェで、様々な古本を置いています。普段のカフェメニューに加えて、土日ではランチを経営しているそうです。この日、私は「トリコ」を読みながら、抹茶のパウンドケーキとコーヒーを楽しみました。
青木周弼旧宅地
少し歩いて萩城下町へ!最初は青木家に行きました。そもそも誰だ、という話なのですが、マスターにも分かりやすく言うと「高杉社長を診てくれた医者」が住んでいた家です。ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、高杉社長は幼少期に天然痘を患っています。この時に診察を行ったのが青木周弼という医者です。その弟である青木周蔵はドイツ留学をし、政治・経済を学びました。蘭学に長けた兄とドイツ留学をする弟。幕末~明治にかけての人物とは思えないほど国際的ですね!
ここで、萩1日観光券を買っておきました!1枚310円なので、4つ以上の施設を回ると元が取れます。
木戸孝允旧宅
今度は2つ隣の木戸さんの家へ!世間一般ではあまり知られていませんが「桂小五郎」と「木戸孝允」は同じ人物で、幕末期に使っていた名前が前者。それ以降は後者を使っています。
桂さんと高杉はとても関係が深く、手紙のやり取りが残っています。例えば、高杉が下関でおうのさんと一緒にいた時、萩から妻である雅さんが来ることになってしまいました。焦った高杉は桂さんに「雅が来ちゃうよどうしよう」的な手紙を送っています。多分、お兄ちゃんみたいな存在だったのでしょう。幕末オタクの間では、手紙の内容のプライベート感の強さから「桂さんと高杉間の手紙はラブレター」と呼ばれています。
旧久保田家住宅
ここは呉服商だった久保田家の家です。とても立派な主屋を構えており、台所などもとても広いです。また、萩に来た名士の宿としても利用されていたとか。大きな蔵もあるので、そこも必見です!
高杉晋作誕生地
お次は菊屋横丁へ!ここは外せないですね。名が知られているだけあって、多くの人が訪れています。他の旧宅と違って狭いのは、土地を削られたからでしょう。古地図を見る限りはもう少し広かったはずです。
今回の旅で気づいたのは、家の配置と階級の関係ですね。江戸屋横丁や伊勢屋横丁を少し通り過ぎるだけで、上級武士の領地になる。そう考えると、たった数十メートルに精神的な壁を感じます。
菊屋横丁よりも東に住んでいた人々は、そのたった数十メートルをどのように感じていたんでしょうか。
萩博物館
行った日が金曜日だったので、太陽観測をしていました!実は、萩博物館には天体望遠鏡があり、屋根をスライドさせて天体観測をするんです。この日は晴天!太陽の黒点やプロミネンスバーンを見ることができました!
古明倫館
昔、明倫館は萩城の近くにありました。高杉が通い始めるころには今の場所にあったのですが、松陰先生とか桂さんはギリギリこっちに通っていたのかな~とか思ってます。かなり早いうちから教育に力を入れていたため、雄藩になることができたのも頷けます。
堀内鍵曲
鍵曲(かいまがり)は、周辺の住宅や萩城を守るための当時の人の工夫です。一気に見通しが悪くなるので、敵は攻めにくくなります。フォトスポットとしても人気なので、周辺の住民の方々に迷惑にならない程度に楽しみましょう!
萩城
萩城には入場料が必要です。特に何があるわけでもないのですが、大河ドラマが好きな方は必見です。大河ドラマ「花燃ゆ」のロケ地があるからですね!残念ながら私は見ていないので、詳しいことはよく分からないのですが、もしも見たことのある方がいらっしゃれば、行ってみてください。
私の目当ては「花江茶亭」です!敬親公ゆかりの茶室で、萩城の奥の方にあります。敬親公は茶室を家臣との密談の場に使っていたそうで、付きの者なしで親密に話すことができる特徴を重宝していたとか。「そうせい公」なんて言われますが、家臣の話を親身になって聞いてくれる良い藩主だったのではないかと思っています。
菊ヶ浜
こちらも特に何があるわけでもないのですが、個人的に萩で一番叫びたくなる場所です。当日は快晴で、なだらかな波の日本海を眺めることができました。
人がいないときにここで叫んだことがあるのですが、結構楽しかったです。友達と一緒に、推しへの愛を叫びました。まだ20歳ではなかったときに行ったので、実質「U20の主張」ですね。その時は、高杉晋作への愛を叫びました。「なんでそんなにイケメンなんだー!!!」とか「高杉家の妹になりたーい!!!」とかって言ってた気がします。
日本海側で多分一番きれいな砂浜です。定期的に浜を掃除されているそうで、裸足で歩いても平気です。ぜひ、砂浜でキャッキャウフフしてみてください。
明倫学舎
暑くてヘトヘトだったので、最後は明倫学舎へ!真っ先に明倫窓セットを注文し、ソフトクリームとアイスコーヒー、吉田松陰団子で一休み。私はフルーツが苦手で食べられないのですが、幕末オタクによると「明倫学舎の夏みかんソフトが一番おいしい」とのことです。アイスコーヒーを夏みかんジュースに変更することも可能なので、お好きな組み合わせで注文してみてください。
そして、二号館へ!お目当てはVR松下村塾!松陰先生と高杉、久坂が超近距離で話してくれます。あと、功山寺挙兵を見ることもできます。一回100円なので、ぜひ体験してみてください!
隣に移って、今度は熱血松下村塾へ!今回は松下村塾に行くことができなかったので、ここで摂取します。大体、真ん中少し右に座ると、高杉の目の前に座ることできるので、真ん中少し右に座るのがオススメです。
移動方法
今回は自転車をレンタルしようと思ったのですが、面倒だったのでやめました。つまり、全部徒歩です。しかし、この移動方法は体力のある人だけが選択してください。私は「巌流島リレーマラソン」に友達や同級生とグループで出場して、男女混合部門4位、総合部門11位になる程の実力がある脳筋です。足だけは鍛えられているので、激しい運動をしないと、基本的に足の筋肉痛は発生しないです。そのため、徒歩で巡ることができたのですが、普通の人はめっちゃキツイし、普段動かない人は倒れます。体力に自信がない人は、大人しく自転車か車を借りるか、公共交通機関を利用しましょう。
まとめ
学生マスターはこんな感じで萩を巡ります!なるべく安く楽しむをモットーにしているので、お財布が寂しい人は参考になるかと思います。
ちなみに、かかった金額は以下の通りです。
移動費:1870円(帰りは居合わせた幕末オタクの知り合いに送っていただいたので片道だけです)
観覧費合計:1190円
飲食代:1500円以内
自分へのお土産(高杉晋作愛用グラス):約7000円
家族へのお土産(萩焼カップ&ソーサー):2800円
バ先の友達へのお土産(ハギクランチ):690円
今回は、私の誕生日の前日祭と称して萩へ行ったので、出費は高めです。しかし、お土産以外を見ると、一万円以内に収めることができました!もし、移動費が往復分でも、一万円前後になるはずです。まともにご飯を食べていないのがアレですが、皆さんはちゃんと食べてくださいね。
ほとんど毎月萩か下関に行っている学生マスターはこんな感じで巡っています!毎回意識しているのは、移動費を含めて一万円以内に収めること!理由は、全部自分のバイト代から出しているからですね。ぜひ、私の萩の巡り方を参考にして、萩旅行をしてみてください!また、何か質問があれば、コメントまで!
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