看護師を辞めました 2
前回は勤めたクリニックの院長の人格が悪く、患者サイドに立って仕事をしていたら、「欲しい看護師像と違う」と即日クビになった話を書きました。
即日クビは、たとえ試用期間であろうが労働基準法違反です。最低1ヶ月の解雇予告をしない場合は、その分の給料を払わなくてはいけません。さて弁護士を雇わずに交渉できるのか?弁護士は高いので自分で頑張ろうと労働基準局に無料の電話相談をすること、日にちを変えて5回。毎回担当者が違うため、少しずつ有意義なアドバイスをもらえる。とうとう5人目で親切な人に当たり、簡易書留で送りつける文面を考えてくれたので、そのまま清書をして送りました。
期日までに法律で計算した金額を振り込まなければ、労基署に申告すると警告。もし、無視するようなら簡易裁判所に持ち込む予定でした。簡易裁判所に移動すると倍額取れる。これも弁護士なしで自分でやってみようと証拠を揃え、楽しみに待っていたら、すんなり済んでしまった。結構院長はビビリなのか、契約している会計事務所を通じて連絡してきて、期日までに振り込むとのこと。ということで、1ヶ月分の給料をいただきました。
労働者の権利なので、理不尽な扱いを受けた場合には、労働基準局に相談したほうが良いと思います。
「今回ダメだったら、看護師辞める」と宇宙に投げてしまったので、看護師をすることは一生ないと思います。このクズ院長は、これから何人の患者さんの手助けになるか分からない看護師を一人終了させたわけですが、多分死んでも気づかないだろうな。
「宇宙に投げる」の意味ですが、昔風に言うと、願をかけると同じ感じです。よく時代劇で、家族の病気が治るまでお茶絶ちとかしますよね。それに近くて、宇宙=高次元の存在、人によって天使とかご先祖さまとか神様とかそんな手助けをしてくれている存在。
つまり、「看護師を続けることが良い人生につながるなら、良い勤め先に縁がある。看護師以外に道があるなら、今回の勤め先で終了する。」の二択で返事を待ったわけです。それで後者になったので、宇宙から強制終了が入りましたということ。
看護師以外に多分、やるべきことがあるのだと思います。探さないとね。
それから、「即日クビになるのは、あんたの質が悪いのでは❓」と思う方もいると思うので、追加しますが、、、
二つ前の職場では、院長先生に「あなたと一緒にずっと仕事をするつもり。他の看護師は雇うつもりないから、一生いてね。」と言われていました。人格の立派な高齢の先生でした。元気そうなので90歳くらいまで生きていてくれれば15年くらい手伝うか。と思っていたのに、急死されて突然閉院。今は更地になってしまった。悲しい。