1-1の方が難しい

 トイレで偶然会った時だけ話す友達との会話が苦手だ。浅い話題しか振れないからというのもあるけれど、その話題が一々その友人と自己との比較を誘うような内容が多いからだ。例えば模試がどうとか、勉強の程度がどうだとか、焦燥感を掻き立てる内容が多い。それでしか紡げない間柄でこの話題が最適だと判断してしまうのもまた悲しい。
 でも、本当の理由は何処かで分かっている。他者との比較をして自分がブレるのが嫌でしょうがないからだ。いや、ブレてる自分を見るのが嫌だからといったほうが正しい。これは相手が悪いのではない。その他愛もない会話1つで軸がブレる可能性を孕んでいる自分に問題があるのだ。
 書いていて何を当たり前の事を今更、と思う。最近、当たり前だろうが、と一蹴してしまう様な事を考えに考え、改めて気づくということをよくする。言語化しないと定着しない当たり前が、想像以上に多すぎるのだ。 

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