プロテストソング「スティーヴィー・ワンダー:ハッピーバースデイ」
Talking Blues Gig Vol.10 &11では、プロテストソングをテーマにGAVIさんとおしゃべりした。
ジェイムス・ブラウンの「Say it Loud, I'm Black and I'm Proud」、ビリー・ホリデーの「Strange Fruits」、ニーナ・シモーンの「Mississippi Goddam」はパワフルなプロテストソングだ。
彼ら以外にも気になるアーティスト、好きな曲はいっぱいある。
スティーヴィー・ワンダーの「Happy Birthday」もそのひとつだ。
1981年にリリースされた「Happy Birthday」は、キング牧師の誕生日をナショナルホリデーにする活動をサポートして作られた曲だ。
この活動は、牧師が亡くなった1968年から始まっていた。
けれども反対意見があり、実現していなかった。
この歌の中で、スティーヴィーは、
「世界中で平和を願う日、祝う日があってもいいんじゃないの?」
「人々がひとつになるために、命を捧げた人のお誕生日を、世界中でお祝いしよう」
「人々がひとつになる鍵は、”すべての子供たちに対する愛と団結”というあなた(キング牧師)の夢の中にある」
「平和を信じる私たちで、この夢を、あなたの夢を実現しよう」
と訴えている。
スティーヴィーは、夢の実現に近付くために、この曲を掲げてキャンペーン活動を続けた。
1983年、連邦政府は、キング牧師の誕生日をナショナルホリデーにする法案に署名した。
全国がこの日をホリデーに認めたのは、2000年になってからだ。
南アフリカ共和国ネルソン・マンデラの生誕91周年を祝うコンサートの映像です。
コンサートは、ミスター・マンデラの生誕を祝うとともに、彼が活動を行っていたエイズ撲滅キャンペーンをサポートしている。
多くのアーティストが集まり、この日をセレブレートしています。
戦争をする人も、他人を虐める人も、本当は平和な暮らしを望んでいると信じたい。
他人を傷つけない、優し~い世の中になるといいなぁ。