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CHICAGO BLUES FESTIVAL Léognan 2005
「ヨーロッパ、特にフランスでは、俺ら黒人ミュージシャンは、すごい歓迎されるねん。
自分の国では感じたことないけど、ヨーロッパに行ったら、俺らを心から喜んでくれてるって感じられるねん!」
ダンナはいつも言っていた。
アメリカ人とヨーロッパ人とで、それほどまで、黒人への対応が違うとは知らなかった。
黒人になったことがないので、その違いを感じることもできない。
きっと、想像を超える喜びなんだろうなぁ。
2005年、ダンナがジミー・ジョンソンとヨーロッパツアーへ行ったときの映像を発見した。
ヨーロッパ人はブルース好きと聞いていたけれど、フランスで「シカゴ・ブルース・フェスティヴァル」が開催されているとは知らなかった。
スタッフのひとりが撮影したものなのかな?
音も映像もイマイチですが、臨場感はある。
今は亡きジミー・ジョンソンとチコ・バンクスが元気に演奏しています。
30分くらい、ちょっと長いのでお暇な時に、もしよろしければ聞いてみてくださーい。
この時はまだダンナじゃなく、同居人だった。
コンサートの後、郊外で暮らす、フランス人女性のお宅に電車で遊びに行き、翌日のステージギリギリに戻ってきたらしい。
「電話もないし、どこへ行ったかわからんし。
ジミーは、俺が間に合わへんって覚悟したと思うで」
彼が私に言う”数分”は、数時間だったり、ひどい時は翌日だったりする。
けれども、ステージにだけは遅れない。
偉いような気もするけれど、偉くないような気もする。
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