グランド・ファンク・レイルロード「LIVE ALBUM」
【バンドマンにイモ食わせてんじゃねえよ】
グランド・ファンク・レイルロード「LIVE ALBUM」1970年
さあ、名ライブ盤です。
久しぶりに聴きました。
やはり、「アー・ユー・レディ」から盛り上がりますな。
メル・サッチャーのベースが煽り
ドンとマークが叫びながら暴れまくるオープニング
1970盤も1971盤も
盛り上がること
盛り上がること。
特に、この1970盤は、効果的に歓声を被してあり、臨場感もたっぷり。
2枚組レコードとは曲順が違うCDのほうのテイクのAppleMusic で聴いたから
途中、曲順の違和感が多少ある。
この1970年のは、私は中1
次の4人体制での1975年のライブ盤は、私は高3。
私より歳上は、1970年盤
私より歳下は、1975年盤
と、支持は分かれますが
私は、どっちも好き。
また、高校時代くらいに
よく言われていたのが
グランド・ファンクは、イモ。
これは、よく言われた悪口。
あまりに豪速球ストレートなバンドなんで
よく言われていたと思う。
なかには、グランド・ファンク好きと公言出来ない雰囲気もあったかな。
CSNYやクリムゾンが好きって言うほうが、頭良いイメージあったかも。
CCRとかも、GFR、つまりグランド・ファンクと同じ感じかな。
シンプルゆえの、言いがかりだけどね。
そして
冒頭の言葉
バンドマンに、「イモ食わすんじゃねえ」
は、ジャズピアノの山下洋輔さんの本に書かれていたエピソード。
飲んで、仲間を家に連れて帰っての翌朝
朝ごはんに、イモ料理が出て
奥さんに言った言葉。
イモというミュージシャンへの悪口言葉の食べ物を出すとは、何事だ!
という文句。
あまり覚えてないが
ジャズマン用語で
イモは、悪い評価
しかし、まだ、イモはマシで
その下は、サバ
あと、いろいろ段階があり
たしか
1番最低は、サラリーマンで
「やつはサラリーマンだ」
と言われたミュージシャンは、辞めたほうが良いくらいの最低評価の言葉らしい。
まあ、私
そのサラリーマンを60定年までどころでなく
65まで嘱託として勤めたザ・サラリーマンみたいなもんだが(笑)
また、最高の褒め言葉は
今は放送禁止の
⭕️⚫️ガイ です。
ジャズマン用語は
名前をひっくり返すスタイルで
後に、芸能界の用語となったよね。
森田さんがタモリだし
ザギンでシーメとか。
シータクとか。
クリビツテンギョウとかね。
あと、GやAとかの音階英語を数字化したりね。
ゲー千やツェー万とかね。
もとは、芸能界用語でなく
ジャズマン用語。
いまや、その芸能界用語も古くなり
誰も使わないみたいね。
昔を象徴するかのような用語的に、ドラマとかで使われたりするみたいだね。
そんな用語の説明もあった山下洋輔さんの旅日記みたいなエッセイ
当時は何冊も出てて
実に面白かったなあ。
文才あるミュージシャンは多いが
そのはしりみたいなもんか。
ブルース界(?)にも、吾妻光良さんという文才あるミュージシャンもいるけどね。
あと、
今年亡くなった小出斉さんも
文才があり
音楽愛に溢れたレコード評が有名だね。
小出斉さんのを読むと
新譜は、買う気になるし
持っているものは
改めて聴きたくなるもんなあ。
話
逸れました。
まあ、当時は、イモとも呼ばれたグランド・ファンク
学園祭とか、いくつもバンド出る催だと、「ハートブレイカー」とか、何回も聴いたし
大好きな人、たくさんいたよね。
私もバンドやってた時代
なにもネタがなくなった時
ふと、誰かが「孤独の叫び」のあのギターフレーズ弾いたら、みな、すっと参加し、きっちり曲をやれてしまったりした。
みな、自分では、「孤独の叫び」とかは、一通りやってみたこと、あった証拠だ。
なんだ、みな、好きじゃん!
てな瞬間でした。
ここのスペースにも
たくさんいることわかったしね
ほんと、嬉しい。