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リッチー・ブラックモアズ・レインボー『Rising 虹を翔る覇者』

【コージー・パウエルが加入したから買ったアルバム】

リッチー・ブラックモアズ・レインボー『Rising  虹を翔る覇者』 1976年


ディープ・パープルが大好きで、それこそ『ライブ・イン・ジャパン』は聴きまくっていました。
リッチーが脱退しても、リッチー・ブラックモアズ・レインボーとしてのファースト『銀嶺の覇者』は、すぐに買った。
だいたい同じ頃だったと思ったが、リッチーが去ったパープルの『カム・ザ・テイスト・ザ・バンド』も買った。
記憶では、どっちが先かはわからない。
ただ
レインボーのは、「ブラック・シープ・オブ・ファミリー」とか何曲かは気に入ったが、オープニング曲始め、わりと失望した。
(好きな人、ごめん。私にはイマイチでした)
かたや
トミー・ボーリン加入の新生パープルの新鮮な味わいに、びっくり。  
気に入りました。

また、この時期、ピーター・フランプトンのライブが売れまくったり
ジョー・ウォルシュは、イーグルスのメンバーをゲストに名ライブ盤出すし
そうだ、ロビン・トロワーのライブも出た。
ボブ・マーリーが売れたり、ジョニ・ミッチェルもいいアルバム出してきた。
ジェフ・ベックは、ますますクロスオーバー方面へ。
ハードロック系なら、やっとエアロスミスのファーストが三年の時を経て出されるくらいブレイクしたし、ボズの『シルクディグリーズ』も売れた。
そう
この時期、いろいろ百花繚乱の如く、様々な音が出てきたように感じた。
バイト代が出たら、輸入レコード屋めぐり
という習慣の頃でした。
いろいろ多方面の音楽を聴いた。
バイトにより
いろいろ買える時期に、私もなったし。

もう、リッチーは、追っかけない。
そう決めたのだが
なんと、あのコージー・パウエルが加入!

第二期ジェフ・ベック・グループ時代の2枚が大好きで、特にコージー・パウエルを気に入っていた。
2枚目の『ジェフ・ベック・グループ 通称オレンジ』の一曲目「アイスクリーム・ケイキ」のイントロのドラムスは、あっぱれをいくつあげても足りないくらい大好きだ。 

今では、簡単にYouTubeで、第二期のスタジオライブを観ることが出来るが、コージー・パウエルの叩きぶり、実にカッコいい。
当時から好きでしたが、その勇姿を簡単に観ることが出来る良い時代だ。

そんなわけで、リッチーはもういいかな、と思っていたが
コージー・パウエル加入に惹かれて、買いました。

そして
聴くと前作『銀嶺の覇者』とは全く輝きが違う。
ロニー・ジェイムス・ディオ以外はクビにし、メンバー総入れ替えのおかげ?
リッチーの張り切り具合、全く違うと感じた。
そして
B面
頭のドラムスで、コージー・パウエルの凄まじさが!
これ
これ
ジェフ・ベックの「アイスクリーム・ケイキ」と同じく、イントロで飯が食える。
当時
B面だけ聴いたりもしたなあ。
「スターゲイザー」
「ア・ライト・イン・ブラック」
この2曲だけで
レコード1枚分の価値がある。

というわけで、
あまりに多方面に気持ちが行っていた私を
ハードロックに引き戻したのは
コージー・パウエルのレインボー加入というニュースでした。

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