【 私の好きなZEP、1971年初来日公演 初日】

1971年９月２３日
武道館の初日

ロバート プラントが まだ喉を痛めてない。
ジミー ペイジが まだ いい加減に弾いてない。
「胸いっぱいの愛をメドレー」が冴えに冴えまくっている。
発売前の「天国の階段」をやり始めた。
グランドファンクの嵐の後楽園球場コンサートの後で、日本のファンは燃えていた。
と 様々な要因があり
ZEPの最強時期を捉えたブートレッグがあることは実に素晴らしい奇跡だと思う。

1971年９月23日の初日武道館は
三つくらい音源を聴いたが
ファンの盛り上がりも最高潮。
糸居五郎さんの前説の段階から 大噴火前の予兆があるし
いきなり一曲目から ジミーがギターソロがない「移民の歌」で弾きまくるし。
いつもは二曲続けて演奏するのだが、ギターの弦を切り、張り替えの時間取るなんて今ならありえない。
そこがまた いい。
今なら ローディーが サッとギターを替えちゃうんだろけどね。

ハードな曲を続けたあとの
「貴方を愛し続けて」でのドラムが実に気持ち良いんだよなあ。
サウンドボードでなく
デンスケでのオーディエンス録音なのに
きちんと スローな曲でねドラマはバスドラもちゃんとわかる。
叩いてる姿が見えるかのように 気持ち良いドラムが聴ける。

新しいアルバムからと
発売前の「ブラック ドッグ」は この時の聴衆には どう聴こえたんだろう？
変拍子とか わかったのかな？

また なんの予備知識もなく
会場で初めて聴く「天国の階段」は どう感じたのかな？
拍手は凄いけど。
そう
全体に拍手とか聴衆の反応はバツグン。
熱狂の様子がオーディエンス録音だけに よくわかる。

ある音源では
途中途切れた「ホール ロッタ ラブ メドレー」では
わっしょい わっしょい なんて掛け声さえ聴こえるもんな。
メドレー途中の「タバコロード」の盛り上がりなんて 実に凄まじい。

オーディエンス録音なんで
不安定なとこは たくさんあるが
奇跡の録音だと思う。
初日の盛り上がりが 見事に捉えられている。

ほんと
奇跡。

伝説の大阪公演は サウンドボード音源流れで 演奏は武道館より よく聴こえるが
オーディエンス録音のぶん
武道館初日は 聴衆の熱狂さが 実によくわかる。


今日
久しぶりに聴いたのだが
やはり この日本公演初日は
名演中の名演だし
奇跡のオーディエンス録音の大傑作ブートレッグですな。