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トッド・ラングレン『魔法使いは真実のスター』1972年

これぞ、トータルアルバム
長いが一気に聴いたLPです。

1974年 『未来から来たトッド』(Todd)の次に買ったのが
『魔法使いは真実のスター』(A Wizard, a True Star)1973年
トッド・ラングレン


めくりめく万華鏡のようなトッドの世界へ。
と、言いたいが
まず、気に入ったのが
後半のR&Bメドレー。
ちょっと奇妙な捻った曲の中に、甘いメロディのバラードが混ざるような展開で、途切れなくレコードの片面ずつを埋めるようなアルバムですが
聴いて、すぐに気に入ったのが
カバーであるR&Bメドレーでした。
実は、この手のヒット曲には全く疎かった時期なんですが
さすがに名曲
ぐっと掴まれました。
どれもオリジナルを知らない時期。

マイケル・ブレッカー?
デビッド・サンボーン?
サックスに導かれ始まるR&B名曲メドレー
「アイム・ソー・プラウド」は、同じ時期の発売ですが、先にすぐに買った「ベック・ボガード&アピス」で知ってたりはしましたが
オリジナルは、だいぶ後のCD時代にレンタルCDで、カーティスのを借りて。
「ウー・ベイビー・ベイビー」は、数年後に友人が持ってたスモーキー・ロビンソンのレコードを聴かせてもらった。
友人の部屋で、聴きたいというと
「へ〜、こういうの聴くんだ』と、普段聴いてるの知ってた友人から驚かれた記憶が。
後に、大好きなリンダ・ロンシュタットもカバーし、さらに大好きに。
「ラ・ラ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー」なども全く初めて聴く曲。
すんごい後に、オリジナルのデルフォニックスは、けっこう後にベスト盤CDを買ったくらいでした。
今朝
ウォーキングで聴いてて
思わず
🎵One For me🎵
とコーラスのとこ、歌ってしまった。
イヤホンさしての外では、気をつけたいとこだが、ウォーキングロードに誰もいなくてよかった😛
いい曲だなあ、と聴くたびに、しみじみと。
この曲から一気にテンポ変わる「クール・ジャーク」にいくとこ
ここ
実に
気持ち良いなあ。

そして
このLPを
聴き込んでいき
だんだん、音の魔術師にやられていった感じかな。

片面ずつ、全て曲が繋がっているかたちで
長ーいひとつの作品のようになっていて
最後の名曲中の名曲
「たったひとつの勝利」 - "Just One Victory"
で、見事な大団円。
これ、ユートピアになっても
ステージのエンディングに使われる締めの曲に。

A面25分
B面30分だったかな。
高校生の私
レコードの収録時間が長いほど
得した気分でした。

ちなみに
ジャケットが刺激的な「ママライオン」
何度もレコード屋で眺めながら買うのに踏み切れなかった理由のひとつは
収録時間が片面15分くらいと短めだったこともあった記憶がある。
ケチだねえ、当時の私😅

この
『魔法使いは真実のスター』(A Wizard, a True Star)
今朝は、すべて聴き終わりたくて
ウォーキングをいつもより長く歩いてしまいました。
やはり、最後まで聴き通さないと
いけないアルバムですね。
見事なトータルアルバム!

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