グランド・ファンク・レイルロードの1975年のライブ
【 ハートブレイカーでのベースプレイが進化していた 】
『 グランド・ファンク・ツアー ’75 (原題: Caught in the Act) 』
映像化もされている1975年のライブ盤。
前のライブ盤1971年のとこの1975年のライブ盤
どっちが好きかで、年代が分かれてたりした。
1975年、高3の私辺りより歳上は1971年、
私より歳下は1975年が好きと、分かれるようだ。
私くらいが、どっちも大好きだったりするんじゃないかな。
トリオ時代は、トリオならではの豪快さがあるし
カルテット時代は、キーボードとギターのインタープレイ等含め、それなりの味わいがある。
この1975年ライブ盤
映像もあるから、楽しめますね。
まず、オープニングで、ギターぶら下げながらオルガン弾くマーク・ファーナーがかっこいい!
身体がでかいせいか、ちっちゃく見えるドラム叩きながら歌うドン・ブリューワーの逞しいこと、たまらない。
そして
1971年盤よりおとなしめのサウンドメイクになってるが、「ハートブレイカー」のギターソロの後のアルペジオの裏のベースが、洒落たフレーズになっていて、進化というか、洗練されてきたメル・サッチャーがいいんだよね。
大学の頃
たまたま組んだメンバーでスタジオにいて、「ハートブレイカー」をやることになった時のこと。
ギターソロのパートの後に、ベースが1975年盤のフレーズを弾いた。
スタジオ後の居酒屋(喫茶店だったかな?)
ベースの子に
「あそこ、1975年のライブ盤のフレーズだったね」と言うと
「わかりました? あのフレーズ、好きなんですよ」と嬉しそうに微笑んだ。
たしか、青学の背の高い女の子で、綺麗な顔立ちをしてた。
一回こっきりのセッションで、その子に電話番号を聞かなかったこと、後で悔やんだ。
そんなこと
いま、急に思い出した。
いまや、私はジジイ
その子も、バーサンかな(笑)
話、逸れました。
「ブラック・リコリス」でのキーボードプレイが光ったクレイグ・フロストは、バックボーカルもやれて、声の部分でもバンドに厚みを加えているね。
今朝、ウォーキングで聴き
自室で、映像も観た。
やっぱ、カッコイイ。
今の時代に合うようにリストアし
Blu-rayにして欲しいなあ。
マークとドン
上半身は裸。
その裸は、見事な肉体美。
筋肉がつき過ぎていなくて
ちょうどよい自然な逞しい身体。
だから、服を着ていないのに
裸の上半身が、まんまコスチュームに見えたりする。
素晴らしいなあ。
ナチュラルな逞しい身体
それがグランド・ファンク・レイルロードの音楽を表しているように思える。
計算と機械トレーニングによる筋肉美でなく
普通の生活、例えば農作業とかで自然についた筋肉の美しさ。
しなやかで、強靭な肉体。
それが、グランド・ファンク・レイルロード!
4人体制のピークを捉えたライブテイク
原題の「Caught in the Act 」の通りだね。
よくぞ、録音、録画をしてくれました。
ありがたい。
出来たら
映像を今の技術でリストアし
もっと綺麗にしたのを観たい!