ムーンダンサー&タキオン
【バンドはリズムセクションでキマる】
タキオン TACHYON
『ムーンダンサー&タキオン トリロジー1977−81デモ&ライブ』より
CD三枚+DVDのボックスセットで、タキオンを初めて聴いた。
ムーンダンサーはリアルタイムでしたが、キーボードの厚見麗さん、ギターの沢村拓さんが、ベース&ドラムをチェンジしてのタキオン、初めて聴きました。
CD三枚目
ミッキー・カーチスさんのMCの後に始まるライブ。
びっくりしました。
ぜんぜん、ムーンダンサーと違う。
フロントの2人は同じですが、全く違うバンド。
タキオンのリズムセクション
ドラムとベース、ほんと違う。
上手いとか下手とかでなく
ムーンダンサーと全く違うバンドになってしまってる。
輪郭が太く、芯の座ったドラム&ベース。
実にいい!
まあ、好みもあるでしょうが
タキオン、いいですわあ。
やはり
バンドは、ベースとドラムだなあ。
悪口になるが
例えば、NHK紅白歌合戦に出てたいくつかのバンド、ベースとドラムはメンバーでないの、多かった印象ある。
紅白には出てないが
長いこと活躍してる北のバンドなんて、ベースはいても、ドラムがいないのもいたりするね。
私の好みというか
私は、そういうの
バンドとは思わない。
ユニットかな
せいぜいグループかな。
グループというと、ジェフ・ベック・グループとかに失礼か。
あくまで
私の好みね
怒らないでね。
私としては
ベース&ドラムで、バンドはキマる。
ストーンズだって
ビル・ワイマンがいなくなり、少し興味が薄れて
チャーリーがいなくなると
もはやストーンズではない、とまで思う。
ミック・キース&ロンだ。
あ、私の思いね。
私が思うだけね。
で
話、戻そう。
タキオン
いいバンドでした。
完全に色合い違うリズムセクションになり
曲調はもちろん
厚見さんの歌いぶりも変わった感じ。
しかし
このベース&ドラム
あっちの人なんだが
ドラマーか強制送還され帰国して
おしまい、とか。
実に残念。
あと
付け加えると
ムーンダンサーのベース&ドラム
悪いわけでなく
味わいが違う。
あのLPジャケットの感じ、イメージは
あのベース&ドラムでないと合わない。
ムーンダンサーには、あの4人で正しい組み合わせ。
あくまで、違うリズムセクションだから
ムーンダンサーでなく
タキオンなんですね。
バンドはリズムセクションでキマる
このシンプルな真理
ただただ、きましたね。
ずしっと感じた初聴きのタキオンでした。