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ジェフ・ベックの歌って、けっこう好き。

【 わりとジェフ・ベックの歌って、好きなんですよ 】

久しぶりに、ヤードバーズの「ロジャー・ジ・エンジニア」をウォーキングの時、AppleMusicで。

ジェフの歌う「ナッズ・ア・ブルー」を久しぶりに聴いたが
けっこういい味。
ソロになっての「ハイホー・シルバー・ライニン」は、ミッキー・モストのススメで歌ったのかもしれないが
ヤードバーズのこれでは、自ら歌おうとしたんじゃないかな。

もし、ロッドと出会い、あの圧倒的な唱法を目の当たりにしなければ
もっと歌うこと、多かったりして。
クラプトンみたいに、歌とギターを普通にやるミュージシャンになってたりして。

本人
絶対、歌うの好きなはず。
BBAのインタビューでの「ボーカリストはいらない、三人で歌う」発言や
「黒猫の叫び」でのリードボーカル
「レディ」での思わずのバックボーカルとか
絶対に歌うの、好きだよ、ジェフ・ベックは!

私がライブで大感激したのは
前にも書いたが
1980年前後の来日公演
アンコールで「ゴーイング・ダウン」を歌ったとき。
ボーカリストはいないし、たぶん時期は近いがスタンリー・クラークみたいな目立つメンバーがいない編成のとき。
今日は全てインストだな、と思っていたライブでのアンコールでの歌に大感動したもんだ。
ちなみに、この時かな
「哀しみの恋人達」でのイントロ
ホワーンとチョーキングするとこ
チョーキングの頂点で、なんと指が滑ったのだ。
びっくりのチョーキング外し
次の瞬間、チャカチャーンとワンストロークして、誤魔化したジェフ・ベック。
あれほどのギタリストが
なんと、イントロのチョーキングを失敗。
びっくり

嬉しかった。
弘法も筆の誤り を、見てしまった瞬間だからだ。

話、逸れました。
まあ、そんなことなかったろうが
なんかのかんちがいで
ジェフが歌に目覚め
歌うギタリストになってたら
どうなったろうな。
あれほどのギタリストにはなれなかったかも。
歌いたいが、歌は苦手。
だからこそ
あそこまでのギターにまでなったのかもなあ。

でも、もう少し
歌うギタリストになってもよかったんじゃないかな。
けっこう味があると思うのだが。
 
歌ものなんだけど
間奏になると、鬼のようにギター弾きまくり
ライブになると、そのギターソロがやたら長くなるってミュージシャンになってたりしてね。
「ハイホー・シルバー・ライニン」も「タリーマン」も、重ねたギターソロ、けっこうかっこいいんだよね。
そんな感じで、ライブではすっごいギターソロかましたりしてね。

あと、Charが「気絶するほど悩ました」で歌謡曲の世界に出てきたとき
「ハイホー・シルバー・ライニン」でのジェフ・ベックを意識してないのかなあ?
そういう売り方もあるかなあ、と思わなかったかなあ?

ふたりが同じなのは
ふたりとも、それぞれのヒットがけっこう現在の自分に寄与してたり、大切な持ち曲であると、後に感じるようになったのでは、ということ。
あくまで、私の考察です。



「ナッズ・ア・ブルー」を聴き
そんな妄想を巡らせてしまった。

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