ボウイはもちろんだが、ミック・ロンソンにまいったアルバム
デビッド・ボウイ IN AMERICA
ボウイが初来日時、私は中2か中3
まだ、LPは買ってなくて、FMエアチェックのカセットテープだけ。
ラジオでは来日にともない、いろんな曲が流れていた。
ミュージックライフ誌とかでは、RCAレーベルのスペイス・オディティーからジギースターダストまで、一斉に宣伝していた。
東京のガキではないから、来日公演は音楽誌で読むだけでした。
そして、たぶん1973年になったばかりの正月、中3だな。
友人と新宿の輸入盤屋に。
そこで買った海賊盤が初めてのボウイのLP。
「IN PERSON」がライブの前半、友人が買い
「IN AMERICA」が後半で、それを私が買った。
一曲目が邦題「円軌道の幅」
これにぶっとんだ。
ジェフ・ベックを崇拝するというミック・ロンソンのギターにまいったのだ。
この10分くらいの曲。
まんまミック・ロンソンの曲。
スリル満点のギターにやられた。
好きな4人のギタリスト候補でもあったミック・ロンソン。
ミスターレスポールと名付けたいくらい、レスポールの特性を活かしまくり。
気持ち良過ぎるフィードバックにやられた。
また、さすがノリノリ時代のボウイのコンサート後半
文句無しの盛り上がり。
来日時よく流れていた新曲の「ジーンジニー」から「サフラゲットシティ」で終わり、アンコールの「ロックンロールの自殺者」まで、大感激のコンサート模様でした。
その後、スペイスオディティーからジギーまで買うことになるのだが
この時、いっしょに買った他の二枚は残念なもの。
サイモン&ガーファンクルの「マクガバンベネフィット」は雑音ひどかったし
ディランの「ドントルックバック」は話ばかり(笑)
海賊盤には
当たり外れがあると知った時でもあった。