発達障害に似た何か…
発達障害者支援法において、「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義されています。
名前とは、恐ろしいもので
名前を付けることで、この世の中に新しい意味を持つものが生まれてしまいます。
始終の坊主でございます。
標記にもありますが、発達障害という言葉が周知していくことは、その障害を抱える人たちにとっては人々に自分の状態を知ってもらい、より良い付き合い方を探るきっかけとなっています。
その一方で心配するのが、雑誌や、ブログ等で、発達障害についての情報が飛び交っている中で、その内容に当てはまるケースがあると、ついつい自分の子や他人の子、自分自身を発達障害ではないかと疑ったり、決めつけてしまい間違った関わり方をしてしまう人がいるのではないかと思います。
本来、発達障害を判断するには、ある程度の年齢に達すること、専門の医師の診断が必要となってきます。
ですので、それっぽいからと、発達障害であろうと判断して、その子に関わろうとしても上手くいかないと思います。
しかも、発達障害とよく似た行動をとってしまう子どもは、実際に存在し
なぜそうなったかを考えず「発達障害」という言葉で思考停止し、環境改善することで、救える子どもたちが、間違ったレッテルを張られた生活を過ごしてしまうことになります。そしてどんどん行動がひどくなってきてしまう…
ですので、今回は、「発達障害」ではなく、ほかのことが原因で起きてしまう「発達障害に似た何か」を2つ紹介します。
① 睡眠不足
②愛着障害
言葉だけが独り歩きをし、本来の原因を見失うことで、本当の解決方法から遠ざかってしまうと、終わりのないアプローチと本人の生きずらさが続くだけとなってしまします。
まずは、子どもに何がしてほしいのか、自分自身が何がしたいのかをじっくりと聞き取ってみてはいかがでしょうか?
聞き取るための、心の持ち方は「ビールで心を整える(座禅方法)」を
参考にしていただけたらと思います。