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夏の終わり秋の訪れ

春の歌 なんて歌ってた日々が嘘だったかのように
気づけば真夏のピークが去っていった。
セミロング程の髪をバッサリと切った。
本当は夏の始まりとともに切りたかったんだけど、なんか時間が合わなくて今になってしまった。
夏の終わりに夏の始まりみたいなことして、
秋が大好きだし、出来れば年中長袖でいたいくらい半袖が嫌いだし、待ち遠しい季節の訪れを楽しみにしてるとと同時にまだ夏でいたいしこの夏を忘れたくないのかもしれないとも思ったりする。
夏の終わりに夏の始まりみたいな曲聴きながらも
秋にしか聴かない曲をプレイリストに追加してみたりする。
「学生最後の夏」
なんてレッテルを今年の夏に貼ってしまったばっかりに調子に乗りすぎたかもしれないけど、いいんだよ、夏だもん。暑さのせいにしとけばいい。
彼氏と花火大会に行く!!とか
今年こそ浴衣着たい!!とか
海に行く!!とか そんなキラキラしたことはできなかったし溺れるナイフの最後かのように彼氏のバイクに2ケツして海沿いを走るなんて夢のまた夢。
だけど、私は私なりに本当に夢みたいな時間を過ごした。もしかしたら本当に夢かもしれないのに、記憶と感触と感覚は鮮明に残ってるし、何よりも写真という記録されるものに残ってる。
カメラが、写真が大好きで、夏の思い出をフィルムに残したいなんて衝動買いしてしまったフィルムカメラを早く現像したいと思いながらも、記憶の中に留めておいたほうがいいのかもしれないとも思いはじめている。いっそ全部上手く撮れてなくて真っ黒だったらいいのになんて思いながらもこの1ヶ月の楽しかった思い出をやっぱり形にしたいとも思う。
複雑。
この複雑な気持ちに秋を感じる
涼しくなってきた風がこの夏を全部かき消してしまいそうな気がして怖いのに、清々しくて、
涼しいのに、暖かい
『日本はいつまで暑いんですか?』
「10月くらいまでは暑いと思います」
「年々夏が伸びてますよね笑
地元では9月下旬に花火大会があって10月に運動会ですよ。暑すぎて夏に夏らしいことできやしない」
『夏が終わったら?』
「秋が来ます。紅葉が綺麗ですよ」
『見に行きたいです!』
「でも、最近は秋がなくて、暑いかと思えば急に寒くなったりします」
「今年は秋があればいいな」
『そうですね』




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