「間で伝える」天才 ー清原果耶さんの魅力ー
今回は、ましゃこさんのこちらの企画に参加させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします🙇
『激推し』。います!
その人は清原果耶さん。
「お帰りモネ」や「ファイトソング」などに主演し、今やお茶の間でもすっかりお馴染みの女優さんです。
各方面から演技力を絶賛されている彼女。
静かな中にも感情の機微がほとばしる『内なる演技』には「恐い」くらいのリアリティがあります。
だからこそ、自然とこちらも感情移入出来るんですよね。
特に「モヤっとした影のある役柄」を演じさせたら天下一品で、『人の二面性』や『内なる狂気』の表現力は鳥肌ものです。
大袈裟でなく、映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』において、それこそ「目の動き」ひとつで微細な感情をも表現しきっていたダニエル・デイ=ルイスさんにこれから迫っていくくらいの可能性を持っている人だと思います。
彼女の演技の肝は、「『間』の美しさ」にあります。
ダニエルさんや彼女は「見て、見て」や「伝えたい、伝えたい」が前面に出るのではなく、落ち着いて「どうしたら自分の『伝えたい』が1番伝わるのか」を自らにしっかりと落とし込んでから演じているのだと感じます。
これが絶妙の『間』を生み、決して紋切り型にならない美しさとなり、見ている人を惹き付けるんですね。
これを20歳そこそこでやってのける彼女の凄さは、天性のものなのか?努力の賜物なのか?
いずれにせよ「静かなる天才」ですね。
どの演技も素晴らしいですが、
ドラマなら『透明なゆりかご(当時高校生であんなに抑制した佇まいで魅せる演技が出来るのは驚きでしかない)』、
映画なら日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した『護られなかった者たちへ(主役ではないが前述の目の芝居に唸らされる。佐藤健さんの演技も圧巻)』
がおすすめです。
もう既に「見つかっている」感は否めませんが(笑)、近い将来国民的女優になること間違いなしの彼女の演技を、是非是非ご覧ください❤️