夜の宝島
いきなりなんですが、私の「座右の銘」を発表させていただきたいと思います。
「天然は世界を救う」
です。
私は、男女問わず天然ボケの方が大好き。
『ど天然』の母に育てられた影響か、私は人よりも「天然レーダー」が異常に発達していまして、そういった方々に吸い寄せられるように向かっていく習性があります。
なんかこう。天然の人といると悩んでいることがバカらしくなるというか、肩の力がスッと抜ける感じがするんです。
これが「いい」んですよ。救われます。
そんな訳ですから、もちろん伴侶である妻のカテゴリーも『ど天然』になります。
付き合っている時も含めるとかれこれ15年近く妻と一緒にいますが、いまだに彼女の繰り出す「次の一手」は全く読めません。
これももう「たまらない」んですよね。救われます。
15年間の「天然エピソード」は数えきれないほどあって、それは後々小出しにご披露するとして、今回は直近のエピソードをご紹介したいと思います。
先日、食後にYouTubeを見る息子たちを横目に見ながら食卓でドリンクを飲みながらまったりしていましたら、妻が私にこう話しかけてきました。
「パパ~。最近は誰の曲を聴いてるの?」
「そうだなあ。今はサカナクションがリバイバルヒット中だね」
「そういえば好きだったよね。特にどの曲が好きなの?」
「そうだなあ。『夜の踊り子』と『新宝島』かな」
「いいねえ。じゃあ、ママも今度聴いてみようかな」
「いいじゃな~い。是非」
「うんうん。『夜の宝島』ね」
私は思わず、飲んでいたドリンクを吹き出してしまいました。
「いやいや。違う違う。2曲くっ付けちゃいましたねぇ」
「え!違うの?」
「『夜の踊り子』と『新宝島』だからね」
「フフフ。わかった~」
妻の珍回答によって大好きな展開になり、私は悪のりして続けました。
「オッケー。でもこうなると、その『夜の宝島』ってのも、俄然聴いてみたい気がするね。かなりムーディーでアダルティーな曲になってくる?」
「コラコラ。何かパパ、いやらしいの想像してる?」
「いやいや。ハハハ」
ここで妻も私の態度と『夜の宝島』がツボったのか、ドリンクを吹き出してしまいました。
やっぱり『天然』はいいですよね。つくづく、よき伴侶にめぐり会えたなあと思います。
こういうやり取りが死ぬまでエンドレスに繰り返されることを想像すると、老後がますます楽しみになりますよね。
それにしても『夜の宝島』は秀逸だなあ。聴いてみた~い。
私の「座右の銘」。ご理解いただけましたでしょうか?
では最後に、ご唱和お願いいたします。
「天然は世界を救う」
ありがとうございました。