彼だけを
「やめて、お願いだからやめて」
豆腐を食べていた、
(、、、不思議と嫌じゃない)
家族、そして母から性的なことをされた、それ以来女が嫌いで
でも、インターセクシュアルである自分自身が、男になりたくなくて
「どうしてだろう」
半陰陽である自分自身が
逃げた、確かに逃げた。逃げるほうがつごうよかった。
逃げた先で親友になり、彼と暮らすそちらのほうが、きつかった。
ー-愛していたから。恋をしていたんだと思う
(当たり前だ、初めて出会った自分を肯定する人、好きにならないわけがない
愛したい愛し合いたい。そう思った。けどそれすらも私のわがまま、わがままだけど男になったらわがままを貫けなくなる。)
ー-いやだそんなの
だから、拳銃を向こうで構えている
「、、、間違ってないよ」
これが試練憎悪の目。逃げたのは私だ。
ー-嫌われたくない。恋をかなえたい。ただそれだけ
、、、それに、女になればつらい思いも思い出さなくて済む
「、、、確かに逃げた」
、、、思い出したくない。体が震える、いやだ怖い
、、、気持ち悪い、体に虫唾が走るような。
「、、こんな気持ち悪さを味わったことは何度もある」
思い出したくない母親の裸、半陰陽で女でも、、
「うげぇ」
ー-気持ち悪い。撃たれる、ああこれでさよならか
ー-どうしようもなく愛してる。あなただけをずっといつまでも