誰からでも学ぶ姿勢を持つ
10年以上も店長をしてきて、上司や先輩から多くのことを学ばせてもらいました。それは売上の取り方、レイアウトの作り方、データの分析・検証の仕方、そして店長としての考え方や立ち振る舞い方などは勿論、人間性や人生についてなど本当に色々な事を吸収させてもらいました。
そんな色々なことを多くの方々から学ばせてもらい、自分で良いと思ったことを自分なりにアレンジして、『自分のやり方、考え方』を作り上げ、スタッフにも伝えていきました。
ですが上司や先輩と言っても、そんなに人数がいるわけでもないですし、すぐに上司が変わるという事もありません。ある程度の考え方を理解していくとその上司の器以上に大きくなることは難しいなと思うようになりました。
これは別にその上司を自分が抜いたとか、自分の方が仕事ができるといった見下しとかではないです。単純に色んな方と関わり、色んな事を知りたい、吸収したいという事です。
皆さんならこんな時どうしますか?
一緒に働いている上司ととても長い付き合いで、考え方も行動パターンもわかるようになり、注意やアドバイスを受けることも無くなってきた時、何か物足りなくなりませんか?
もっと新しい事をやりたい、色んなことを知りたいと思いませんか?
そんな時は本を読むのが一番だと僕は思ってました。それは今でも変わりません。自分の成長に必要だと思う内容の本を読んでインプットして、それを仕事でアウトプットする。
これによって結果を出せたり、スタッフに1つでも多くの事を教えてあげる事ができた時、とてもやりがいを感じてました。
ですが、本以外でもう一つ常に思っていたことはスタッフ(部下)から学ぶことです。
例えば入社1か月のスタッフからでも学ぶことはとても多いです。仕事の事ではこちらから教えて学んでもらう事の方が多いですが、プライベートの話、趣味の話、お客様目線、自分が経験してきたことのない話など新鮮な話をいくつも持ってます。
趣味の話については、自分が全く足を踏み入れた事のない領域の話だとするとつまらないかもしれませんが、イキイキと話すスタッフを見ていると話を聞いてみたくなるものです。
そこから自分がハマるかは別の話ですが、1つの知識として頭に入ります。
特に『お客様目線』については10年以上店頭に立つと店側の立場からのお客様目線はありますが『リアルなお客様目線』は入ったばかりの新人スタッフの方が持ち合わせているはずです。
レイアウトも導線など何も知らない状態のスタッフに聞くと意外な答えが返ってきて新しい発見になる事もあります。
僕は新人スタッフが入ってきた時には必ず店舗の外から店内を見て、お客様の時にどうやって店を見ていたかを聞いていました。
すると、今まで思っていたお客様の流れと全然違う事がよくありました。あくまでそのスタッフの個人的意見なので正解かはわかりませんが、一人でもそのような見方をする人がいるなら行動に移す価値はあります。
結果、少しでも成果が出ればすぐにそのスタッフに報告して一緒に喜び、スタッフの成果として上司には報告していました。
話が逸れてしまいました。
たまに新人スタッフのこと、もしくは大きくまとめると自分の部下は全員自分より何に関しても『下』と勘違いしている人がいますが、誰からでも学ぶことはできますし、部下の方が秀でていることだって沢山あります。
人間、何歳になってもいつでも、どこでも、誰からでも学ぶ事はできます。
上司だから?部下だから?
先輩だから?後輩だから?
歳上だから?歳下だから?
こんなこと関係ないです。
誰かの上に立ったら、その立場を守りたいのか虚勢をはって自分が上だと思い込んでいる方を見ることもありますが、謙虚な心を持って、学ぶ姿勢でどなたにも接していきたいですね。
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