スタッフの変化はすぐに伝える
髪の色、髪型、メイク、ネイル、服装、アクセサリー、バッグなどなど。
これらの変化に対してスタッフに話しかけることはコミュニケーションをとる方法としてとても効果的です。
スタッフに限らず、お客様や取引先の人など誰に対しても効果はあると思いますが、ここでは店長としていかにスタッフをまとめて、一つのチームとして作り上げるかを考えてますので、あえて対象はスタッフにします。
僕は男で女性スタッフがメインの店舗で店長をしていましたが、スタッフとの距離が縮まって行くのがよくわかりました。
もちろん男性スタッフでも言われて嫌な人はあまりいないと思いますが、比較的男性よりも女性の方が身なりをほめてもらったり、変化に気付いてもらったりしたら嬉しいみたいです。
では、いつその変化について伝えるか。
気付いた瞬間に伝えます。経験上、初見で気づき、その時に伝えるのがベストです。というのも、気付いていたけど話すタイミングがなく、そのまま仕事をしていて半日くらいが過ぎようとしていた時、他のスタッフから
『店長、〇〇さん髪切ったの知ってます?〇〇さん、店長はやっぱり気づいてないって言ってましたよ』
と言われたことがあり、すぐに話仕掛けに行きましたが、反応は微妙でした。
だからと言って、もしタイミングを逃しても必ず伝えます。わざわざバックヤードから店頭にそれだけを伝えに行く事もありました。
やはり時間がたってもちゃんと気付いてる、似合ってる、今日の服と合ってるなどを伝えると笑顔になり、前向きなコミュニケーションが取れていました。
でもよく考えるとこれって気持ち悪いですね。店長が自分の変化に気付いて、それだけを言いにバックヤードから出て来るって。
僕も気持ち悪っ!って思われてたかもしれませんが、大丈夫だったと信じたいです。いや、大丈夫だったでしょう。
それだけスタッフと信頼関係を築いてた自信はありますので。さすがに信頼関係がまだできてないと判断していたスタッフにはそこまでは出来なかったです。だからこそ、スタッフの変化にすぐに気づき話しかけることを毎日のルーティーンとしてスタッフの変化探しを行ってました。
ではどうやって変化に気付くのか。
僕の場合は正直、すべて見た目で判断してたのですが一番気づきやすいのが髪型でした。ショートカットのスタッフ以外はアパレル業界なので皆、何かヘアアレンジをしたりヘアアクセを付けたりと前日に比べ変化があります。
休みがあった場合は美容院にいっている可能性もあるので、ヘアカラーや髪の長さなども見ていました。
ただ、さすがに全部気づいてから話すという事もなく、見た瞬間に何かが違う!と思ったが早いか、先に『いつもと雰囲気が違くない?』と質問して聞くこともよくありました。
そんな時はだいたい『髪の色を少し暗くしたんです』とか『アイラインの色を変えたんです』などと返答してくれるので、そのまま話を合わせてました。
こんな当たり障りない会話でコミュニケーションがとれ、スタッフもこちらに少しづつ信頼を寄せてくれるようになります。
もちろんこれを誰がやっても成功するとは限りませんが、その方はまだスタッフとの信頼関係ができていない証拠です。
ちゃんと目を見て挨拶をしたり、笑顔で話しかけたりといったところからスタートするのが望ましいですね。
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