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「自治体から社会を変える。」事業開発 上村祐介 l\\てんちびとインタビューVol.29
皆さんこんにちは! 天地人の学生インターンの田嶋です。
天地人は、2050年にも持続可能な地球環境を目指して活動するJAXA認定ベンチャーです。宇宙ビッグデータをWebGISサービス「天地人コンパス」で解析・可視化することで、まだ誰も気付いていない土地の価値や地球の資源を明らかにするサービスを提供しています。
このコーナーでは、毎月1回、天地人で働く社員を紹介しています。今回は、てんちびとインタビューの第29弾として、天地人の事業開発西日本マネージャー、上村祐介さんにインタビューします。
プロフィール
○ 名前:上村祐介(Yusuke Uemura)
○ 出身:神奈川県
○ 経歴 / 職種:SaaS営業がメイン / 事業開発 自治体営業
○ プライベート:3児の父親
○ 好きな野菜:じゃがいも
○ 欲しい秘密道具:グルメテーブルかけ
デファクトスタンダードを目指して。
これまでのキャリアを教えていただけますか?
営業職としてのキャリアが長く、中古車販売、新車販売、広告代理店を経て、SaaS営業に移りました。前職では、会員管理システムを公共施設に導入する仕事を担当し、それ以前は独立行政法人や自治体相手に営業をしていました。2023年の冬に天地人に転職し、約半年が経ちます。
天地人への転職を考えたのはなぜですか?
自治体営業に本腰を入れるためです。自治体営業においては、自治体さんと対話を重ね、ありたい姿を共に模索する中で、信頼関係を築いていくことが大切です。関係を構築できると、自社が掲げるVisionを伝える事ができます。ただ前職では、民間企業相手に提案したものを自治体に持っていってもらうような間接的な営業形態だったため、自身の力だけではどうにもできない点をもどかしく感じていました。そこで、自治体に直接働きかけることができる会社を探していた時に、天地人に出会いました。
宇宙よりも、自治体営業への関心がきっかけとなってジョインされたのですね。自治体営業への強い思いは、いつごろ芽生えたのでしょうか?
仕事で関わり始めてからですね。今までは遠い存在に感じていた自治体や公共団体が身近になって、継続して関わるうちに「もっとこうしたらいいのに」というような想いも生まれました。信頼関係が築けてきて、自分の意見が取り上げられるのも嬉しかったり。今は、やるからには「デファクトスタンダード」を目指して、社会において選択することが当たり前になるようなソリューションを手掛けたいと考えています。GoogleやAmazonなどが良い例ですが、業界TOPになった会社が何かを変えると、他も追随して変わっていくことは多いと思います。自治体さんは特に、周りの情勢に追随する傾向が強いので、業界でTOPに立つと意見も通りやすくなると思います。天地人は、宇宙業界ですし、他社にないエッジに効いたプロダクトがあるため、TOPを目指せると思いました。
天地人ではどのようなお仕事をされているのですか?
事業開発チームの西日本マネージャーとして、自治体さん相手に宇宙水道局の営業を担当しています。営業においては、”いかに有益な情報をお客さんに持ち帰ってもらうか”という点を常に意識しています。また、単純接触効果といいますか、何回か顔を合わせていると互いにやりやすくなるので、継続的なコンタクトを心がけています。何かあった時、「まず上村さんに相談しよう」と思ってもらえるような立場になりたいと考えています。
素敵ですね。ちなみに、宇宙水道局でデファクトスタンダードを目指すというのは、全ての自治体が宇宙水道局を採用するのが当たり前の世の中を作りたい、ということでしょうか?
事象としてはそうかもしれませんが、宇宙水道局はある種の手段で、それが普及した先にある、持続可能な社会がゴールかなと思っています。天地人のプロダクトによって、自治体における水道事業の様々な課題解決をサポートし、どこの自治体でも綺麗で安全な水がずっと維持されるような、そんな世の中が理想です。商材がなんであれ、より良い社会につながるようなソリューション提供を目指したいと考えています!
好きなことに全力投球。
天地人コンパスとかけて、その人のコンパスを伺っているのですが、何かご自身の指針となっている言葉や事柄はありますか?
本田宗一郎さんの『チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ』という言葉を指針にしています。失敗が人を成長させると思っていますし、たとえ失敗したとしても、挑戦して新たな経験を得ることが、成長に繋がると思っています。キャリアの中で未知の領域に飛び込むことはありましたが、失敗を恐れて何もしないのではなく、失敗した時に、その時々で対処できるよう努めてきました。
私も、その言葉を胸に刻もうと思います... …!
また、以前勤めてた会社の代表の、「長所を最大化し短所を無害化する」という言葉も大切にしています。やらされている感があると、なかなか上手くいかなかったのですが、大学生になり居酒屋でアルバイトを始めたら、料理が好きだったためか、物覚えがとても早かったです。やはり、自分がやりたくて始めたことは成長が早いな、と感じたことをよく覚えています。その辺りから、自分は嫌いなことに時間を割いても身にならないし、好きなことに全力投球する方が成長できるなと感じていたので、この言葉は刺さりました。得意なことや好きなことに全力投球が出来る環境を整えて、苦手なことは、仕組み化やシステムで代替する、又はチームで解決するように意識しています。
その考え方は、マネージャーとして活躍されている今も活きていますか?
そうですね。チームで仕事をする時に、その人が全力投球できる仕事環境を可能な限り提供できたらいいなと思って、普段のコミュニケーションを通じて、メンバーの得意なことや好きなこと、苦手なことを把握できるように努めています。
営業においては、チームでの成果を測るのは難しい面もありますよね。
仰る通りで、どうしても個人の売上で見られてしまう側面はあります。ただ、個人的には、数字だけではなく、日々日々の行動や、貢献度を評価したいと思っています。漫画に例えると、ONE PIECEの麦わらの一味が理想です。各自が自分の役割を全うし、苦手な部分は仲間を信じて任せられる。そんなチームづくりに貢献したいと思っています。
フーストキャリアはシェフ!
小さい頃はどのようなお子さんでしたか?
一人っ子だったのもあり、一人の時間が好きで、無理に他者と関わる必要はないと思っていました... …笑 知らない相手に気を遣うのが苦手だったのかもしれません。一方で、不特定多数の他人に見られることには抵抗がなかったので、学芸会では目立ちたがるタイプでした。
今までのお話を聞いていると、少し意外に思えます。営業を通して知らない人と話すことはストレスではないのでしょうか?
仕事のように、目的が決まっている会話は全く苦痛ではありません。フリーの交流会のような、誰かと自由に話すような場面では、今でも少し気を遣いすぎてしまう節はあります。
なるほど。子供の頃の将来の夢を覚えていますか?
野球選手です。少年野球をやっていたので、小学生時代の休日はほとんど野球をしていました。当時から好きなことに全力なタイプだったため、少年野球時代は選手を目指していましたね。次第に夢は変わったのですが、今、中学生の次男が野球にハマっており、懐かしさを感じています。
時は巡りますね。先ほど料理が好きだとおっしゃっていましたが、ご家族に振る舞うこともありますか?
そうですね。実は、社会人の一番初めに、シェフをやっていたことがあります。自分の好きを活かして楽しく仕事がしたいと思い、赤坂のベルギー料理屋で一年半ほど働いていました。最近は忙しいので、そこまで料理に時間は割けませんが、以前は市場で買った魚を捌いて刺身にしたりしていました。
素敵ですね! 食は人生を豊かにしてくれますよね。
社会をHappyな方向に。
持続可能な社会の話がありましたが、上村さんの中で、「社会を変えたい」という思いが芽生えたのは、人生のどのタイミングだったのでしょうか?
公共営業に携わったことがきっかけです。自治体相手に仕事をするうちに、少しずつ社会の全体像も意識し始めました。一つひとつの自治体が良い方向に変わることで、社会全体も良い方向に変わっていくのかな、と思っています。
その通りですね。
また、自治体のミッションは、いかに住民を大事にしていくかだと思うので、自治体営業のエンドユーザーは住民になります。そのため、自治体、そして社会がHappyな方向に変わっていくことで、回り巡って家族や自分自身も恩恵を受けることになると思っています。
社会に還元し、社会から恩恵を受ける、循環のイメージなのですね。
はい。自治体の場合は住民の生活がかかっているため、新しいことに取り組むリスクは高く、どうしても変わっていくスピードは遅いです。そのため、良い方向に変えていきたいと言っても一朝一夕にはいきませんが、それがやりがいでもありますし、頑張っていきたいと思っています。いつか、自分が普及した宇宙水道局が世に広まり、多くの住民から感謝されるようになったら嬉しいです。
以上、上村さんのインタビューでした。
これからも天地人のメンバーにインタビューしていくので、お楽しみに!
天地人では、衛星や地上の様々なデータとAIを活用して、課題解決に向けて情報分析、ソリューション提供を行っています。ご質問等ございましたら、info@tenchijin.co.jp までお気軽にお問い合わせください。
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