Google MAPの異常に長い飲食店の店名
Googleマップについて度々話題になっていて、数年前の年末ビジネス汚染された店舗名が増えたと言う内容の補足内容になります。
昔書いた内容だったのですが、いまだに存在しているので掘り起こしました。
長い店舗名について
どういうことかといえば、Google Mapで表示される飲食店やお店の店舗名に「第2検索ワードや店探しの条件を入れまくっているお店」と言うことです。
ユーザーがMapを利用する想定として、見たい情報は店名なので非常にやかましい情報です。
下記は修正される前に実際に存在した店舗です。
昨今Googleのナレッジカードグラフなど機能が増えて、自分がGoogle内のどの機能で検索しているか分からず、無意識にキーワード検索している人が増えている事もこう言った現象に拍車を掛けているのでは無いでしょうか。
またこう言った取組は、自称IT関係者がseo対策として吹聴しているようなので増加の一途を辿っていました。
修正依頼をして気づいた事
検索候補に長い名前があるのが目障りなので修正依頼を投げました。
複数店舗を見ていて気づいたのが、入力にいくつかのパターンがあると言う事です。
多いのが店舗名に墨付かっこを付けて附帯情報を中黒(点)で区切る
店舗名と附帯情報を縦線で区切って附帯情報をスペースで書いている
店舗名と附帯情報をスペースで区切ってスラッシュで書き連ねている
上記が目立ちました。特に一部のチェーン店で高頻度で利用されています。
自称コンサルの入れ知恵だと思いますが、傾向を見るに、おそらく代行業者が自動化するにあたりbot作成のノウハウを持っているのだと思います。
実際修正依頼が反映されてから暫くすると、同じ名前に戻っている事が度々ありました。
頻度と同じ名前で再更新されることを考えると、botやクローラーだと思います。
手動で行っていたら正直暇人です。
Googleについて
Google的にはユーザー同士が正しい情報を修正していく事が望ましいと言うスタンスのようですが、おそらく店舗登録/更新しているのは代行業者のbotやクローラーです。
修正編集しても、「すぐに公開されるもの」と「審査中から進まないもの」との違いもユーザー的には全くわかりません。
「ユーザーのノイズになるような情報」でも「正しい情報」でも、編集の優位性が等しく同じと言うことは、自動化できる分「機械>人間」と言う事になってしまい、聞こえの良い理想は商用利用の温床になっている気がします。
どのようなアーキテクトになっているか分かりませんが、複数の修正依頼を投げ続けると、あるポイントからサーバーエラーが起こるのもダメです。
データ全量が多いのは分かりますが、であれば高頻度の編集を許容している事がサービスとして望ましく無いです。
後天的に減少傾向になったので、ノイズになる情報を入力している場合は検索優位性を下げたのか?なんらかの対応はしたように見られます。
Googleのビジネスモデルは広告事業なので、どんなやり方をしていても、見られる数が上がる事を肯定しているんでしょう。
深くは言えませんがGoogleの人と仕事をした時に、過剰なカタログスペックの人なのに、この程度なんだなと思ったのをふと思い出しました。