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虚心坦懐

「虚心坦懐」は、心にわだかまりがなく、素直でさっぱりしている様子を表す四字熟語です。

「虚心」は、「虚」と「心」で構成されており、「虚」には「空虚な」、「何もない」という意味があります。
「心」と組み合わせることで、「先入観やこだわりがなく、素直な心」という意味になります。

「坦懐」は、「坦」と「懐」で構成されており、「坦」には「平らな」、「まっすぐな」という意味、「懐」には「心」という意味があります。
「坦懐」を組み合わせることで、「心が平らかで、穏やか」という意味になります。

つまり、「虚心坦懐」は、「先入観やこだわりがなく、素直で、心が平らかで穏やか」という意味になります。

例文

  • 熱のこもった議論でも、虚心坦懐に相手の意見を聞き、自分の考えを改めることができた。

  • チームでプロジェクトを進める際には、虚心坦懐に意見を交換し、より良いアイデアを生み出すように努めた。

  • 上司からの厳しい指摘も、虚心坦懐に受け止め、自分の課題として取り組んだ。

  • 虚心坦懐に批判を受け入れることで、自分の弱点を克服し、成長することができた。

「虚心坦懐」は、人間関係を円滑にしたり、物事を正しく判断したりするために必要な心の状態と言えるでしょう。

また、「虚心坦懐」は、仏教の教えにも通じるものがあります。
仏教では、「無心」という考え方があり、これは、「執着やこだわりを持たずに、物事をありのままに見つめる」という意味です。
「虚心坦懐」は、「無心」に通じる心の状態と言えるでしょう。

「虚心坦懐」は、日常生活の中で意識的に心がけることで、より良い人生を送ることができるでしょう。

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