てなぐさみ
こんばんは、お体にお気をつけくださいね。 ではない。例文そのまま書いたって意味ない。 なんでその緑色のボタンを押したんだ、そのままドアを突き破って非常口に駆け込むぞ。 記録を漏らさず把握するように、ただそれだけのことだと思うけれど、思うけれどこんな簡単に超えてくるとも思っていなかったので、ストロングゼロで頭がフワワワ、飲んでません。正気です。飲酒良くない。 期待二割、焦り九十八割。何気ない動作で生き物は死ぬ。 確かにこのノートは殆どそのことにしか使ってないけれど。
三月二十九日の午前三時半、わかりやすく夢を見た。 同級生の友人であるポニーテールの彼女と帰路に付く。 見慣れた道はあちこちに猫が転がっていて、そこにあったはずの高層ビルは先日取り壊されたのか「工事中」の立て掛け看板が寂しく立っている空き地に変わっている。 何を煮ているのか、激臭を放つラーメン屋の前を通り過ぎて、私たちはようやく駅にたどり着く。犬が出汁のラーメンは美味しいんだよ、と彼女は笑う。私もつられて笑う。彼女は犬派で、私は塩派だった。 駅の前では、彼女の弟が私達を
現在時刻、00:53。仕事で抜け殻になった体がやっと起こせるようになったと思ったのに、同居人は寝ているし、時々耳に入る寝言がこちらのまぶたも引きずりおろさんと攻撃を仕掛けてくる。実を言うとすごく眠い。今なら3秒ノックアウトも辞さない。布団が手招きしている。それでも書かなければ。私は絶対にお前に屈しない、眠気! まーそんな大層な決め台詞を吐いても、生理欲求には全く勝てない体質のため、今日のノートは短めに済ませようと思う。これは予定であって、約束ではない。約束は絶対だが、予定は
今日も今日とて夜中の落書きをお届けしよう。 といっても、本来の創作の落書きではなく夢日記に近い形式の文章、つまりはエッセイである。できたてほやほやノンフィクション。誰も興味がなくとも、書きたいから書くのだ。つまらない個人の日常を読まされて、リンクを踏んだことを後悔しながら帰ってほしい。また、以下の文章にはネタバレは避けた映画「hello world」の感想が含まれているので、未鑑賞の方はそっとブラウザを閉じてほしい。今このノートを見て映画の存在を知った方は、何も言わず何も調
好きな人と、夢で出会った。 気がつくと、私は見覚えのない日本家屋にいた。何故だかわからないが父親と一緒に背の低い木製の折りたたみ机の側で、畳に敷かれた座布団の上に正座をしている。右斜め後ろに仏壇がポツンと置いてあり、右側にベランダに続く窓がある。父はここがどこだか知っているようだった、私は見当もつかないというのに、父は説明してくれなかった。 それからしばらくして、初めて状況に変化が起きた。左にある襖の先から、階段を上がる軽快な足音が聞こえてきたのだ。誰かがやってきた、と思っ
思いつくままに。 地下街を這いずり回る鼠のように、水分をたっぷりと含んだ雲雲はせわしなく空を流れている。この様子だと、土砂降りになるのはもうすぐだろう。ずぶ濡れ坊主になる前に早く家に帰らなければと、飲みかけのカフェオレを隣の青色のゴミ箱に放り込んで、重たい腰を上げた時、足に柔らかな感触があった。違和感に視線を下げると、赤色のボールが一つ、傍に転がっている。 幸せの話をしましょう。貴方は何をしている時が幸せですか?私と同じ人間ですから、やっぱり物欲が満たされたときが一番