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コーポレート・アイデンティティの重要性について

はじめに

こんにちは。
かわうち(@KENGO_Kawauchi)です。

今日はコーポレート・アイデンティティ(CI)について書いてみたいと思います。

今回の記事は、このようなみなさまに役立つ記事かなと思っております。

『CIってよく聞くけど、分かるようで分からない…』
『CIって本当に重要なのかな??』
『CIづくりって、何から始めればいいの⁉︎』

それでは、CIの重要性について書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。


CIとは何か?

CIとはCorporate Identityのことで、直訳すると『企業の自己同一性』になります。
これだと、ちょっと分かりづらいですよね。

CIというのは、企業文化を構築し、その特性やオリジナリティを、統一されたデザインやイメージ、メッセージとして発信することで社会と共有し、企業の存在価値やブランドを高めていく戦略のひとつです。

つまりは、企業理念やビジョンを構築し、その組織が『何者なのか?』を明確にしたもので、その企業(経営)を投影したものです。

その企業の思想や特徴を可視化したものを通じて、たくさんの人に理解してもらい、企業の価値を高めること

CIはビジネスにおける手法であり、戦略のひとつということですので、最終的には企業価値を高めていくことがCIの目指すべき場所ということになります。
CIにおいては、企業活動のあらゆる側面に一貫性を持たせることが重要になります。

ちなみに、CIと聞くと『企業理念とかロゴのことでしょ?』とお答えになる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
正確には、CIの中に企業理念やロゴが含まれている、それらは構成要素の一部なのです。


CIを構成する3つの要素

それでは、CIについてもう少し深く考えてみましょう。
CIは3つの要素で構成されています。

・MI(Mind Identity):マインド・アイデンティティ
・VI(Visual Identity):ビジュアル・アイデンティティ
・BI(Behavior Identity):ビヘイビア・アイデンティティ

噛み砕いていうと、『心・見た目・行動』のアイデンティティです。
つまりは、理念・視覚・行動の統一ということです。
それではひとつずつ解説していきます。

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マインド・アイデンティティ

これは心の部分です。つまりは企業理念やビジョンです。
企業の目指すべき姿、存在意義、経営哲学や思想にあたります。
つまり、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)も、このMIに入ってきます。


ビジュアル・アイデンティティ

これは見た目の部分です。つまりはMIを可視化したものです。
会社案内、ホームページ、ロゴ、カラー、広告などもVIになります。
可視化されたものに統一感を持たせる、つまりは一貫した世界観があることによって、その企業について理解してもらい、その価値を高めていくことです。


ビヘイビア・アイデンティティ

これは行動の部分です。つまりは社員の一貫された行動です。
社員は日々の仕事や業務を通じて、さまざまな行いを続けていくわけですが、そこではMIに基づいて、その企業らしい行動が為されていくわけです。つまりはその企業らしい一貫した行動のアイデンティティということになります。


CIはなぜ重要か?

それでは、CIがなぜ重要か?ということについて書いていきます。
CIが重要な理由は下記の通りです。もちろん細かい部分まで突っ込んでいけば他にもありますが、ここでは大きく4つ挙げてみます。

・一貫性が生まれる
・企業の進化にドライブをかける
・ブランディングに寄与する
・ファンの獲得につながる


一貫性が生まれる

企業はあらゆる角度から見られることになります。法「人」として、つまり人格を明確にすることで、その人らしさや良さを含めた一貫性を持った上で認識したもらうことが可能になります。
現代では、多様な価値観が広がり、SNS・インターネットの普及により情報の拡散スピードが高まっています。このような時代だからこそ、CIの重要性も増しています。

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企業の進化にドライブをかける

企業活動において、社員はさまざまな仕事に取り組みます。その中で、ひとりひとりが、どこにどのように向かっていくか?ということの道しるべがあるか否かは、その成果に大きな違いをもたらします。

それぞれが持つべき考え方や行動指針を含め、自分たちは、自分たちの会社はどうあるべきか?を常に考え、さらには意思決定の局面において重要な基準となります。社員の意識改革、ロイヤルティ向上にもつながるでしょう。


ブランディングに寄与する

企業としての個性だけが出てくることにより差別化にもつながります。さらに、何をどのように積み重ねていくかによって、企業ブランディングの成果には大きな違いが出てきます。

企業が提供したい価値と、消費者が知覚した価値が一致していることがブランディングにおいては大切なポイントですが、そういった面においてもCIは重要な存在であるといえます。


ファンの獲得につながる

CIは消費者をはじめ、さまざまなステークホルダーに影響を与えます。その企業の根幹となるCIは社内外、さらには社会とのコミュニケーションの強化につながります。つまりその企業の『why』が伝わることによって、企業の価値を一緒に創りあげ、そして育てていってくれるような仲間が増えていくことにつながるでしょう。



さいごに

改めて書かせていただきますが、企業は360°あらゆる方向から見られている存在です。
世の中の人たちが、その企業の商品やサービスを見ても、ホームページを見ても、名刺を見ても、パンフレットを見ても、採用方針を見ても、社員の行動を見ても、すべてにおいてその企業の『らしさ』が一貫して感じられる。
それにより、その企業は信頼や信用、そしてブランドへの階段を登って行くことができます。

CIはその企業の思想や特徴を可視化したものを通じて、たくさんの人に理解してもらい、企業の価値を高めることが目的になりますが、大切なのは、つくって終わりにしないことです。

社会とのコミュニケーションを深めていくためにも、CIは非常に重要な存在です。そして、CIは浸透させてこそです。

もちろん浸透させるには時間も必要になります。しかしながら、時間をかければ浸透するというものでもありません。
CIは、そのつくり方も非常に重要になります。どのようにCIをつくっていくべきか?どのように浸透させていくべきか?などについては、機会があれば書きたいと思います。

以上、『コーポレート・アイデンティティの重要性について』でした!

お読みいただきありがとうございました!!
かわうちでした。

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