未来を考えていまを生きていく①
少し期間が開いてしまった。自分の考えを文章に落とし込むというのはとても難しい。前回の記事で紹介した『自分軸』及び『キャリア・アンカー』をテーマに記事を書いたが、これは過去の経験や体験、感情の積み重ねを現在に落とし込む内省的なものだが、今回は未来という目線から現在を考えることについて記事を書いていこうと思う。
↓↓↓前回の記事はこちら↓↓↓
▶あなたにとっての未来とは?
一般的には前者の意味合いとして使われることが多いと思う。恐らく誰しもが若いころ、「君たち若者には(明るい)未来がある。」なんてことをどこかの偉い人から激励の言葉として贈られたことがあったと思う。
ただ、ここで考えてほしいのは未来という言葉の捉え方である。こういった場合に言われる未来とはいったいいつを指しているのだろうか?
▶未来は平等ではない
5年後?10年後?はたまたそれよりもさらに先のことなのか?それは個人の考え方にもよるが、未来は万人に存在するが、その長さは平等ではない。
▷寿命
現在の日本国内の平均寿命は男性約81歳、女性約87歳となっている。20歳の男性が平均寿命まで生きられるとしたら考えられる未来は最大で約60年となる。しかしこれが50歳の男性であれば約30年、20歳と比べると半分しかない。
▷健康状態
次に健康状態、今自分は34歳。健康であれば平均寿命までの未来は約45年、しかし現在白血病の治療を行っている自分の5年生存率は20~30%程度というデータもある。5年以内か45年か、同じ年齢であっても健康状態ひとつでこんなにも未来には幅が生まれる。
▷労働環境
2015年にアメリカで行われた研究では、週60時間以上働く人は、週40時間未満働く人に比べて死亡率が20%高くなるという結果が出ました。この研究では、12万人以上の労働者を20年間追跡調査した結果、長時間労働が心臓病、脳卒中、がんなどの死亡リスクを高めることが明らかになったとされている。
▶未来は短くなるだけではない
ネガティブな情報が続いてしまったが、未来を伸ばす(伸びる)可能性もある。
▷医療技術の進歩
新たな治療法の確立や昨今政府の推進している『予防医療』の普及などにより、健康寿命、ひいては平均寿命が延びる可能性がある。現に自分の生まれた1990年頃の男性の平均寿命は約76歳、女性は約82歳、前述の2023年の平均寿命と比べると、この30余年で5~7年ほど伸びている。
▷個人の行動
加えて、個人の行動によっても未来を伸ばすことができる。前述のような過酷な労働環境にいる場合はその改善を行う、睡眠、食事、運動などの生活リズムの見直しなどにより健康な体を長く維持することも不可能ではない。
▷世界は『人生100年時代』へ突入
自分の考え方に変化を与えてくれた書籍『LIFE SHIFT』では、今後世界的に、『人生100年時代』に進んでいくと示している。その理由は現代の医療技術の発展などの諸要因により(健康)寿命が延びていくことが考えられるからとある。そして同書の中で、これまでの人生観のままでその100年を生き抜いていくのは難しくなるとも綴っている。
ここまで書いたところでここから書きたいことが非常に膨らんでしまったので、続きは次の記事にしようと思う笑
書きたいことを書こうとするとどんどんと文字数が増えてしまう。もっと簡潔に相手に伝わる言葉選びをできるようにしたい。
自分のように病気になり、『これからどう生きていけばいいのかな?』と悩まれたり、そういう状況でなくとも『なんとなく、ぼんやり』と自身の将来に不安を感じているような方がいらっしゃれば、ぜひ話を聞かせてもらいたい。具体的な不安の種が自分でもよくわからない、という方もいるとは思うが、ご心配なく。そういうときでも壁打ち役にでも使ってもらえればありがたい。
何となく周りの人には相談しづらい、話せる人がいない。なんて時にもご気軽にご相談いただければと思います。