3分で読める本日の注目ニュース(2024年8月9日): 経済、芸能、スポーツ、話題
経済ニュース
・小林製薬が8日発表した2024年6月中間連結決算は、売上高が前年同期比0・7%減の731億円、最終利益が81・7%減の14億円だった。「紅麹(べにこうじ)」成分入りのサプリメントを巡る健康被害問題を受け、特別損失として、製品回収の関連費用77億円と製造設備の減損損失2億円を計上したことが響いた。
「未定」としていた24年12月期通期の業績見通しも公表した。売上高は前期比2・6%減の1690億円、最終利益は40・5%減の121億円を見込む。
芸能ニュース
・いよいよ終盤戦に突入したパリ五輪。ここまで12個の金メダルを獲得するなど、今大会も日本勢の活躍が目立つが、その一方で、アスリートのもとには論評や批判を超えた書き込みが相次ぎ、SNS上の誹謗中傷がたびたび問題となっている。
こうした状況を受けて8月8日、タレントで元陸上十種競技日本チャンピオンの武井壮さんは、自身のX(旧ツイッター)を更新。「綺麗事ばっか言うな、って沢山コメント来るから言うけど 誰も聖人君子になれと上から言ってるわけじゃないのよ」と書き始め、パリ五輪出場選手への“誹謗中傷問題”についてあらためて見解を示した。
2日前には、「人の悪口いうなよ 相手を下げてるつもりだろうが、下がってるのは自分なんだよ 人の悪口言ってるの見て魅力的だと思うひといねえだろ」などと発信していた武井さん。今回は、「悪口言いたい気持ちも、人を叩きたい気持ちもあるのはわかるよ」と認めながらも、「SNSでひたすら叩く、悪口を書く、本人に投げつけるのは違うじゃん、ってことよ」と続け、次のように警鐘を鳴らしている。
「オレだって愚痴や悪口言いたくなることもあるし、仲間と飯食ってそんな話することだってあるし、不機嫌なって人に当たったりすることだってある。でも、それを表で公に発信すんなよ!飲み屋の愚痴で止めとけ!飯屋や部屋で仲間と話してストレス発散して止めとこうぜ!ってことだよ。もうSNSはみんなのもので、世界の片隅じゃない影響力があるんだからさ」
このX投稿には、コメント欄でも反応が続々。「本当その通り。全世界に向けて言うことじゃないですよね」「公衆の面前であることを忘れてはいけないですね」などと多くのリプライが寄せられている。
スポーツニュース
・<2024年8月8日(木)パリ2024オリンピック競技大会 女子フリースタイル53キロ級決勝 @シャン・ド・マルス・アリーナ>
パリオリンピックレスリング競技 女子フリースタイル53キロ級の決勝が8日にシャンドマルス・アリーナで行われ、世界ランク4位の藤波朱理(20=日体大)が同1位のジェペス・グスマン(エクアドル)を破って優勝。
五輪初出場で金メダルを獲得。今大会、日本女子レスリングで第1号の金メダルを手にした藤波は中学2年時から続く公式戦連勝記録を「137」に更新した。
試合は、第1ピリオド 先にタックルを決めて2点を先制する。その後バックを取るなど6-0で前半を折り返す。第2ピリオドも完全に相手を圧倒した藤波がテクニカルスペリオリティーの10-0で勝利した。
藤波朱理 写真:AFP/アフロ
海外ではその強さから「ワンダーガール(驚異の少女)」と称されている藤波。
初戦となる1回戦で2022年世界選手権覇者のパリッシュ(アメリカ=同26位)から6-0でフォール勝ちを収めて五輪デビューを飾る。
準々決勝ではモンゴルのバチュヤグに2点を奪われるも2試合連続のフォール勝ち(8-2)。圧勝で準決勝へ駒を進める。
準決勝は東京五輪銀メダリストの龐倩玉(中国=同10位)相手に10-0のテクニカルスペリオリティー勝ち、圧倒的強さで決勝進出を決めた。
「オリンピックチャンピオンになるために今までやってきた」と話す藤波は、決勝戦でもワンダーガールの異名そのままに世界ランク1位のグスマンを圧倒して、念願のオリンピック金メダルをつかみ取った。
この階級では東京五輪の向田真優に続き、日本勢連覇を達成した。
オリンピック3連覇、世界選手権10連覇の「霊長類最強」といわれた吉田沙保里さんの119連勝(個人戦のみに限定すれば「206連勝」)の記録を大きく上回る「137」に連勝記録を伸ばした藤波は五輪の舞台で新たな伝説をスタートさせた。
話題のニュース
・甚大な被害が予想される南海トラフ地震の発生可能性が相対的に高まっているとして、気象庁は8日、初の「臨時情報(巨大地震注意)」を発表した。同庁や政府は、想定震源域や周辺の住民に対し、地震への備えを確認するとともに冷静な対応を呼びかけている。
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