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3分で読める本日の注目ニュース(2024年8月11日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・連日の暑さでアイスが欲しくなる気候が続くが、ドライアイス不足で、持ち帰りのアイスが買えない事態が起こっている。7月下旬から大手のB―Rサーティワンアイスクリームがドライアイスの提供を制限し、SNS(ネット交流サービス)などに困惑の声があふれている。

 「持ち帰り用のアイスが買えず、仕方なくその場で食べた」

 福岡市の商業施設内にあるサーティワンを訪れた親子から、そんな声が聞かれた。サーティワンは7月24日以降、ドライアイスの提供を30分持ち運び分のみに制限し、店頭からなくなる場合もあると説明している。X(ツイッター)上には「ドライアイスが切れて持ち帰りを買えない」「30分でどうやって家まで持ち帰ればいいのか」といった投稿が続いた。

 サーティワンによると、ドライアイスを仕入れるメーカーから、原料不足や工場の不具合を理由に、50%の出荷制限を通達されたという。メーカーの不具合解消や、他社からの調達を急いでおり、サーティワンは「お客様にご迷惑をおかけして申し訳ない。8月中旬までにドライアイスの制限解除をしたい」と見通しを語る。

 どうして制限することになったのか。

 ドライアイスの原料は石油精製などをする化学工場の副産物である二酸化炭素だ。電気自動車の普及などでガソリン需要が減り、石油精製工場の閉鎖や縮小が相次ぎ、ドライアイスの生産も不安定になっているという。

 ドライアイスの販売会社でつくる業界団体は「ここ10年ほどドライアイスが不足している状況が続いている。どこかの会社で生産の不具合が起きても、他のメーカーは増産できない状況」(担当者)と話す。

 このような状況もあり、ドライアイスの価格上昇が続く。さらに、ネット通販の利用が増えたことで需要が拡大。過去にも食品宅配会社などでドライアイス不足が問題化するなど「毎年のようにどこかで問題が起きている」と指摘する。

 二酸化炭素削減に向けた社会の変化で、意外なところに影響が出ている。8月中旬に制限が解除されても、ドライアイスが原料不足となりやすい産業構造が変わることは難しい。今後も暮らしへの影響が続く可能性がある。

芸能ニュース

・チャンネル登録者数279万人の男女3人組ユーチューバー「ばんばんざい」のるな(22)が10日、自身のインスタグラムを更新し、結婚を発表した。

 「ご報告」と題し、「この度ばんばんざい森元流那はエスポワール・トライブのはんくんと結婚をする事になりました。とても急な報告だったのでビックリをさせてしまいごめんなさい」と、お相手はこちらも人気ユーチューバーでチャンネル登録者数143万人の「エスポワール・トライブ」はんくんだと報告。

 続けて「色んなご意見があると思いますが、私達らしくこれからもお仕事もそしてプライベートも全力で楽しみながら頑張っていきたいと思います」とつづった。

スポーツニュース

・◇パリ五輪第16日 陸上(2024年8月10日 フランス競技場)

 女子やり投げ決勝で、23年世界女王の北口榛花(JAL)が、日本女子のトラック・フィールド種目で日本初の金メダルを獲得した。

 1投目にいきなり65メートル80の今季自己ベストをマーク。ガッツポーズを見せ、ライバルに重圧を与えた。昨季から今季にかけての11連勝中、大半を最終投での逆転で決めた北口だが、パリの夢舞台は1投で勝負を決めた。

 ライバルが誰も北口の1投目を超えられず、自身の最終6投前に戴冠が決定。五輪女王としてパリでのラストスローは60メートルに届かずに天を仰いだが、涙があふれた。優勝者だけが鳴らすことができる競技場の鐘を絶叫とともに鳴らし、歓喜を爆発させた。

 「うれしいだけじゃ足りない。言葉にできない。いまだに実感がわかない」

 7日の予選は1投目に通過ラインの62メートルを超える62メートル58をマークして余裕の通過。「当日しかこの競技場で練習させてもらえないので、練習という意味ではもうちょっと投げたかった」と女王ゆえの悩みも漏らすほどだった。

 予選では65メートル超えが1人、64メートル超えが3人。「仕上げてきている人は仕上げてきている。今季ベストを更新したいし、いい勝負ができればいい」。北口も決戦へギアを上げ、世界の強豪を圧倒した。

話題のニュース

・ウクライナ軍が開始したロシア西部クルスク州への越境攻撃は10日で5日目に入った。ロシア軍は侵入したウクライナ兵の掃討作戦を展開し、州内では緊張状態が続くが、ロシア国内から一掃する目標は達成できずにいる。千人程度とされるウクライナ部隊が防衛網を突破した「想定外の奇襲」にプーチン大統領が衝撃を受けているとの情報もある。

 6日未明に始まったクルスク州スジャ方面などへのウクライナ軍の越境攻撃では、ロシア国防省軍事政治総局のアラウジノフ副局長が国境から少なくとも10キロまで侵入されたと認めた。ウクライナ軍は最大で20集落を制圧したとみられる。

 ネット上では9日からウクライナ兵が「スジャはわれわれの支配下にある」と主張する動画が拡散した一方、スジャ市長は同日、タス通信の取材に制圧を否定した。

 プーチン政権に批判的なメディア「モスクワ・タイムズ」は9日、ロシア政府当局者の話を引用し、今回の越境攻撃がプーチン氏への「強烈な平手打ちになった」と報じた。

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