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3分で読める本日の注目ニュース(2025年1月4日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・バイデン米大統領は3日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を中止するよう命じた。

 製造業を支える鉄鋼メーカーが海外企業に買収されれば、安全保障上の懸念が生じると判断。原則として30日以内に買収計画を「完全かつ永久に放棄」する措置を講じるよう求めた。日鉄とUSスチールは、法的措置も辞さない構えだ。

 同盟国の企業による買収を「安保上の懸念」を理由に差し止めるのは極めて異例。日米関係のほか、日本企業の対米投資や進出に悪影響を与えそうだ。

 バイデン氏の判断を受け、日鉄とUSスチールは「失望している。決定はバイデン氏の政治的な思惑のため下されたものであり、法令に明らかに違反している」と批判。「法的権利を守るため、あらゆる措置を講じる」とする声明を発表した。

 バイデン氏は声明で「米国最大の鉄鋼生産者の一つを外国の支配下に置くもので、安保と重要なサプライチェーン(供給網)にリスクをもたらす」と説明。「USスチールは米国人が所有・操業し、鉄鋼労組の労働者が働く世界最高の誇り高い企業であり続ける」と訴えた。

 米政府の省庁横断組織、対米外国投資委員会(CFIUS)が安保の観点から買収計画を審査したが、期限までに結果がまとまらず、昨年12月にバイデン氏に判断を一任していた。バイデン氏はこれまで、USスチールは「国内で所有、運営されるべきだ」との見解を表明していた。

芸能ニュース

・STARTO ENTERTAINMENTは3日、昨年8月から謹慎中の「KAT―TUN」中丸雄一(41)の1月3日からの活動再開を公式サイトで発表した。

 サイトに「当社専属契約タレント中丸雄一(KAT-TUN)活動再開のお知らせ」と題して文書が掲載され「株式会社STARTO ENTERTAINMENT(本社:東京都港区、代表取締役CEO:福田淳、以下「当社」)は、2025年1月3日(金)より当社専属契約タレント 中丸雄一(KAT-TUN)の活動再開をお知らせいたします。この度は、ファンの皆様並びに関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と活動再開の報告とともに、改めて謝罪の言葉を記した。

 そして「今後、中丸は初心に立ち返り、芸能活動により一層真摯に取り組んでまいります。何卒ご理解を賜りますとともに、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます」とのメッセージがつづられた。

 昨年1月に日本テレビ「シューイチ」で3年間共演した元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜と結婚したことを報告。「シューイチ」婚として話題になったが、わずか7カ月後の8月に「週刊文春」に「橋本環奈似女子大生と“アパホテル密会”休業へ」と題する密会スキャンダルを報じられた。中丸は所属事務所「STARTO ENTERTAINMENT」を通して「自分の行動に責任を持つためのけじめ」として謹慎することを発表した。

 「私の軽率な行動により関係各所に多大なるご迷惑をおかけしていることを大変申し訳なく思っております」と謝罪し、「そして何より、妻に対しては悲しい思いをさせてしまい、後悔の念しかございません。妻からは『しっかり自分と向き合って』という言葉をかけてもらいました」としていた。

 当時、STARTO社も「今回、中丸のとった行動につきましては、社会的にも影響力のある立場として自覚と責任に欠けた行動であり、弊社といたしましては大変遺憾に思っております。中丸自身も重く受け止めており、ご家族やお相手の方に対してもご心配、ご迷惑をおかけしましたことを深く反省しております。今後については、本人の意向により謹慎することとなりました」と中丸本人からの申し出により謹慎することを報告していた。

 中丸は謹慎に伴い、レギュラー出演していた日本テレビ「シューイチ」、テレビ朝日系「朝だ!生です旅サラダ」、テレビ朝日「家事ヤロウ!!!」、フジテレビ「何するカトゥーン?」、MBSラジオ「増田貴久・中丸雄一のますまるらじお」などへの出演を見合わせた。

スポーツニュース

・男子テニスの中国銀行・香港・テニスオープン(中国/香港、ハード、ATP250)は3日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク106位の錦織圭が同49位のC・ノリー(イギリス)を6-3, 3-6, 6-2のフルセットの熱戦の末に破り、ツアー大会で約3年5ヵ月ぶりにベスト4進出を果たした。

35歳で元世界ランク4位の錦織は昨年3月に負傷から復帰を果たすと、11月のHPPオープン(フィンランド/ヘルシンキ、室内ハード、ATPチャレンジャー)で約1年5ヵ月ぶりに公式戦でタイトルを獲得し、2024年シーズンを締めくくった。

そして、2025年シーズンの開幕戦として今大会に出場した錦織は、1回戦で世界ランク56位のD・シャポバロフ(カナダ)、2回戦で第3シードのK・ハチャノフを下し準々決勝に駒を進めた。

29歳のノリーとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、錦織はファーストサービス時に76パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークポイントを1度も与えず、リターンゲームでは終盤の第8ゲームでブレークを果たし先行する。

しかし第2セット、錦織は第4ゲームでノリーに先にブレークを許すと、その後ブレークバックを果たせず、1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、錦織は第6ゲームでブレークポイントを握ると、最後はノリーの強打を打ち返し相手の頭上を抜くスーパーショットを決めブレークに成功。錦織はこのリードを最後まで守り切り、フルセットの熱戦を制した。

錦織がツアー大会で準決勝に進出するのは2021年8月のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)以来、約3年5ヵ月ぶりとなった。

勝利した錦織は準決勝で、世界ランク50位のシャン・ジュンチェン(中国)と対戦する。シャンは準々決勝で同58位のF・マロジャン(ハンガリー)を下しての勝ち上がり。

話題のニュース

・務安国際空港で昨年初めまで続いた「コンクリート構造物」強化工事は、設計業者が誤って設計したものを韓国空港公社がそのまま受け入れていたことが2日に確認された。務安空港を運営する韓国空港公社は2020年にローカライザー(着陸誘導装置)改良事業に着手した際、壊れやすくする方法で行うよう指針を下しながらも、コンクリート構造物をさらに強化する設計を受け入れたということだ。こうして強化された構造物が今回の事故に決定的な影響を及ぼした。

 本紙の取材を総合すると、韓国空港公社は2020年からローカライザー改良工事に着手し、昨年初めまで工事を行った。2007年の同空港開港後に設置されたローカライザーが古くなったため、改良工事を実施したものだ。

 問題は、この過程で既存のコンクリート構造物に「コンクリートの天板」まで加わり、コンクリート構造物がさらに硬くなったということだ。昨年初めまでの工事によって、長さ40メートル、幅4.4メートル、高さ0.3メートルという巨大なコンクリートの天板が構造物に新たに追加された。

 このコンクリートの天板を作れと指示したのが誰なのかを巡り、韓国空港公社、設計士、施工会社などは異なる見解を示している。設計士は「設計したのはローカライザーだけだ。コンクリートの天板は設計していない」と、韓国航空公社は「壊れやすく設計するよう指針を下した」と言っている。

 しかし、2020年に作られた設計業者の図面には、コンクリートの天板があるとのことだ。この工事監理をした業者は「設計図面にコンクリートの天板があった。施工会社はこれに従って工事を行い、コンクリートの天板を加えたものだ」と話した。韓国航空公社側も設計図面にコンクリートの天板があったことを認めた。

 これはつまり、韓国空港公社が設計用役時と採択時に異なる基準を適用したという意味になる。韓国空港公社は2020年の設計用役に「Frangibility(壊れやすさ)確保方策の検討」という文言を入れたが、逆にコンクリートを強化する設計を選んだためだ。これに対して、韓国航空公社は「壊れやすいという表現はコンクリートの天板ではなく、盛り土の上の構造物に対するものだった」と釈明した。航空・鉄道事故調査委員会は工事の設計指示と採択過程に法律違反がないかどうかを調査している。

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