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3分で読める本日の注目ニュース(2025年2月19日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・政府による「高額療養費制度」の利用者負担の上限月額の引き上げ方針に対し、島根県の丸山達也知事は18日の定例会見で「治療を諦めざるを得なくなる。国家的殺人未遂だ」と政府対応を強烈に批判した。

 少子化対策の財源として社会保障費を抑えようと政府は2024年末、25年8月から27年8月まで段階的に上限を引き上げる方針を決定。県は70歳未満、年収650万円の場合の年間負担上限額は、現行の年間64万円が111万円に引き上がると試算する。

 政府は患者団体の要望などを踏まえ、長期治療を続ける患者は現行額を据え置く案に一部修正したが、もともとの引き上げ案に対して丸山知事は「憲法25条(生存権)違反と最高裁も判決するだろう。治療を諦める人が相当出てくると分かる数字を提案するのは刑法違反で、国家的な殺人に当たる」と指摘した。

 1時間12分あった定例会見の約40分間を批判に費やし「どうしてもって言っても、やっちゃいけないこと。国民の首に縄をかけるようなことを平然と日本国政府ができるのか」と疑問を呈した。

 引き上げの凍結に加え、今回の方針が出された経緯の検証や責任の明確化を国会に求め、金額の上限設定を閣議決定で決められる政令から法改正によって定めるよう直すべきだとした。

芸能ニュース

・女優の中条あやみが、28歳の誕生日を迎えた4日に初のフォトエッセー「明日へのことば」(幻冬舎)を発売した。このほどデイリースポーツの取材に応じ、これまで積極的に発信してこなかった“素の自分”を詰め込んだ作品への思いと「バランスがいい」という現在の自身、そして新たな人生のスタートについて語った。

 中条が著書に記した言葉に「誰よりも幸せになりたいと思っていた。でも今は幸せにしてくれる人を幸せにしたい。」(『明日へのことば』より)という一節がある。自分自身よりも周囲の人々へ目が向く、その心境の変化を自覚して「今、幸せなんだと思います」と、笑顔を見せた。

 これまで、積極的に自分の内面を発信してきたわけではないが、今回、未知のジャンルで「ありのままの自分」を表現。「今の自分がベスト。バランスがいいというか、今の自分の言葉を残しておきたい、今なら、さらけ出せると思った」と、挑戦の理由を明かす。そして挑戦をやり遂げた今、人生の区切りを迎えているという。

 「人生がここからスタート、というか、今までやってきたことを踏まえて、新たに自分の人生を作っていきたい、という思いがあるんです」

 14歳で「セブンティーン」専属モデルとしてデビューし、無我夢中で走り続けてきた。「自分は何者でもなかった」と荒波にもがき、「何のために頑張っているのかわからない。一度、全部なくしたい」と、追い詰められることもあった。だが同時期に「自分にとって本当に大切な物が光のように見えてきた」とも話す。その思いに至れたのは、ここ2、3年。その間、23年5月には結婚も公表した。

 過去の自分を振り返ると「世界は自分を中心に回っている、みたいな時もあった」と苦笑いし「自分から相手を好きになったり、理解しようとしていなかった。自分が変われば、相手も受け入れて、思いを返してくれる、と気付きました」と変化を口にした。他者を、そして自分を受け入れて、人生の新たな光を見つけ出したという。

 「幸せにしたい」という周りの人々にも支えられ、「大人」として成長を遂げてきた。「ずっと人生という川を上ったり、下ったり、濁流にのみ込まれてきたけど、今はちょっと穏やかな水面で、後ろから押してくれる流れに乗って、うまく舵を切れている感覚」と現状を語り、「もしこの先に濁流があっても、それも楽しめる、今はそんな気がします」と、充実感を漂わせる。

 「仕事もプライベートも、人生を楽しみたい。今まで以上に貪欲に、欲深くなってきたなって思います」といたずらっぽく笑った中条。目の前にある光を見据え、新たな人生のステージへこぎ出す。

スポーツニュース

・この日の宜野座組の練習では、ルーキーのドラフト1位・伊原(NTT西日本)とドラフト3位の木下(KMGホールディングス)がライブBPに初登板。元阪神エースでデイリースポーツ評論家の井川慶氏はまず伊原について「同じフォームで同じ腕の振りからボールを投げられるので、打者はボールの見極めが難しいはずです」と評した。その上で、「あのボールはあまり見たことのない軌道でしたね」と驚いたのは、木下のツーシームだった。

 「木下投手はパワーがありますし、ツーシームが非常におもしろいボールでした。真っすぐと同じ軌道でそこから落ちるというか沈むんですよ」

 井川氏が見た木下のツーシームは「どちらかに曲がるとかではない」という。真っすぐの軌道で来て、沈む。しかも、回転しているからこそ、打者からすれば厄介なボールになるという。

 「これがフォークやスプリットであれば、投手から放たれた瞬間に回転していないので、打者からするとフォークと分かることもあります。ただ木下投手のツーシームはそもそも回転しているので、真っすぐかなと思わせた上で沈むので、空振りが取れますよね」

 真っすぐとツーシームの球速差はそれほどなく、真っすぐに近いからこそより生きる球種。「もちろんしっかりとカウントをつくることが大事ですし、どういう意図を持って操るかも大事になってきますが、プロでも通用するボールだと思います」と期待を寄せていた。

話題のニュース

・源泉かけ流しの硫黄泉が人気の福島県内屈指の名湯で何が――。吾妻連峰のふもとにある福島市の高湯温泉で18日、源泉管理のため山中に入ったホテルの支配人や従業員ら3人が亡くなっているのが見つかった。温泉街には大きな衝撃が走った。

 3人が亡くなった花月ハイランドホテルと同じ源泉を使う老舗旅館「吾妻屋」社長の遠藤淳一さん(69)は18日、「信じられない」とショックを受けた様子だった。高湯温泉観光協会のHPによると、高湯温泉では複数の温泉旅館などが9カ所の源泉施設を使っている。

 3人とは現場でよく会っていた。全員が温泉について詳しく、携帯電話とトランシーバーを所持し3人1組で行動するなど厳重な安全管理態勢だったという。

 県警は、3人が硫化水素ガスを吸った可能性があるとみて死因を調べている。

 遠藤さんは40年以上、源泉から宿泊施設などに温泉を引く供給パイプが湯の花で詰まらないよう定期的に清掃している。硫化水素ガスの濃度が高くなると中毒を起こす恐れがある。風がない日や濃霧の日はガスが滞留しやすいため気をつける。

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