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3分で読める本日の注目ニュース(2024年4月29日):  経済、芸能、スポーツ、話題

経済ニュース

・群馬や神奈川など1都8県で「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」25店舗をフランチャイズ(FC)展開する群馬県太田市の「スカイスクレイパー」の社長に5月、アルバイト従業員の諸沢莉乃さん(22)が就任する。高校から働き始めて8年目の抜てきに「年齢や雇用形態に関係なくキャリアアップできる職場を目指したい」と意気込む。

 高校に入学した15歳の時、横浜市緑区の自宅近くで同社が経営する店舗でアルバイトを始めた。先輩から笑顔と機敏な動き、爽やかさが大切だと教わった。接客を担当し、2年ほどで全国の店舗を対象にした接客のコンテストで最終審査まで進んだ。「接客業の面白さを実感した」

 19歳の時、全国のココイチで当時15人しかいなかった「接客のスペシャリスト」に認められて間もない頃だった。50歳をメドに経営の一線から退こうと考えていた、スカイスクレイパーの西牧大輔社長(54)が「笑顔も元気さも、接客姿勢も輝いている。後ろ向きの発言も人の悪口も言わず信用できる」と、後任として白羽の矢を立てた。打診を受け、「アルバイトの自分が社長になるのも面白いし、ワクワクした」と、迷わず「はい」と答えた。

 それから2年余り。社員約45人、パート・アルバイト従業員約390人を抱える年商約20億円の会社を率いるため、アルバイトを続けながら、店舗のとりまとめや経営を今なお勉強中だ。

 各店舗を回ってあいさつし、店長を約3か月間経験させてもらった。幹部会議などで司会を務め会社の動きを学び、西牧社長から提示された書籍やユーチューブ動画で、ビジネスマナー、人事や財務を含む経営などの知識を蓄えている。西牧社長も当面は同社の会長として、「足りない部分があれば、その都度指摘し、フォローしていく」体制で臨むという。

 社長就任を前に、「現場に立ち続け、社員もパート・アルバイトも隔てなく、働くみんなに寄り添う存在であり続けたい」と語る。アルバイトからのたたき上げらしい顔をのぞかせた。

芸能ニュース

・お笑いタレント・狩野英孝が28日放送の関西テレビ「マルコポロリ!」に出演。ゲーム実況がバズっている自身のユーチューブについて語った。

 MCの東野幸治から「狩野くんがコロナの時にユーチューブで始めたゲーム動画、バズっててすごいよね」と指摘された狩野は「ユーチューブは前からやってて、好きなものを発信していいっていう風に聞いたので、映画を語ったり、マンガを語ったり、いろいろやったんですけど、全然再生回数が伸びなかったんです」と回想。

 他に好きなものは「ゲーム」ぐらいしかないため始めてみたところ、あれよあれよと言う間に登録者200万人を超える人気チャンネルになったという。

 東野が「それでめっちゃお金入ったもんね?」と話を向けると、狩野は「全然入ってないです。よく言われるんですけど、本当に入ってないんですよ。いやらしいな、というのもあるんですけど、本当に儲けてなくて」と首を横に振った。

 もちろん東野からは疑われたが、狩野は「本当なんですよ。僕、スーパーチャットって投げ銭みたいなやつも全部オフにしてますし、メンバーシップみたいな会員制のやつも全部オフにしてますし、スタッフさん何人かとみんな分配してますし。そういう契約でやってたんで」「本当にゲームはずっと子どものころから大好きで、ずーっとやってたんで、別にそれを生配信してるだけの違いで」とたいした収入はないと主張し続けた。

 東野が確認するように「お金は入ってきてないの?」と念押しすると、狩野は「マジで入ってきてないです。1年に1回豪華な海外旅行、ハワイとか行けるかな?ぐらい」とポロリ。

 これには東野も「めちゃめちゃ入ってきてるやん!」と猛ツッコミ。

 他の共演者からもブーイングだったが、狩野は「やめてくださいよ。毎日やってですよ」と弁解していた。

スポーツニュース

・ レッドソックス傘下3Aウースターに所属していた上沢直之投手(30)が、初のメジャー昇格を果たした。球団が28日(日本時間同)に発表した。

 当初、上沢は27日の敵地でのトレド戦に先発する予定だったが、直前で回避していた。3Aの遠征には行かず、そのまま本拠地フェンウェイ・パークでチームに合流する見通し。

 上沢は日本ハムからポスティングシステムでレイズに移籍。招待選手で今春キャンプに参加もオープン戦は4試合で0勝1敗、防御率13.03と結果を残せず、3月22日にマイナーに降格となった。

 その後、他球団からメジャー契約のオファーを待つオプションを選択。他球団がメジャー枠での獲得を申し出た場合、レイズがトレードで放出するか、メジャー枠に入れる選択をしなければならない条項が契約に盛り込まれていた。その結果、レッドソックスが名乗りを上げ、同27日に金銭トレードで移籍した。

 メジャーとは段違いの過酷な環境の中、今月21日(日本時間22日)、本拠地でのダーラム戦で先発。5回を投げて5安打1失点、7三振1四球で2勝目(1敗)を挙げた。今季3Aで3試合に登板して2勝1敗、防御率4・80。15イニングで17三振を奪っていた。

 チームは先発陣の離脱が相次いでいるだけに、チャンスを生かせるか注目が集まる。

話題のニュース

・ 自民党が28日投開票の衆院3補欠選挙で島根1区を落とし、不戦敗を含め全敗が確実になったことで、党内で「岸田文雄首相(自民総裁)では選挙の顔にならない」との声が強まりそうだ。とはいえ有力なポスト岸田候補も不在で、「岸田降ろし」の動きがすぐに本格化する気配は薄い。

自民が過去1度も議席を失ったことのない島根1区で敗れるという状況は、派閥パーティー収入不記載事件による逆風の強さを再認識させた。しかし自民執行部の一人は28日、「初めから厳しい戦いだとわかっていた。首相はやめろという話にはならない」との見通しを語った。

内閣支持率が低迷する中、補選の結果を待つまでもなく「6月23日までの今国会会期中の衆院解散」を主張する政権幹部はいない。

複数の自民幹部や議員が「解散しなくても総裁選の勝機はある」との認識を首相や首相周辺に伝えている。幹部の一人は「岸田首相の他にいない」と語る。

首相に対抗する「非主流派」のキーパーソンは菅義偉前首相だ。

前回総裁選で2位になった河野太郎デジタル相を支援した。しかし派閥解消論者の菅氏は今、麻生派に所属し続ける河野氏に不満を持っているとされる。河野氏自身、政府のエネルギー関連会議の資料に中国国営企業のロゴの透かしが入っていた問題で失速した。

菅氏周辺では小泉進次郎元環境相、加藤勝信元官房長官らの名前が候補に浮上するが、具体的な動きは見せていない。

前回3位の高市早苗経済安全保障担当相も後ろ盾の安倍晋三元首相が死去し、厳しくなった。

非主流派の有力議員は「首相を引きずりおろすような足の引っ張り合いは党全体にマイナスだ。9月まで待って総裁選で堂々と戦えばいい」と語る。解散は総裁選後との観測が強まる中、「今動く必要はない」とのムードが漂っている。

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