無題

昨晩散々泣いたせいか、朝起きたらまぶたが重くて仕方なかった。
ミーティングが3件あるので腫れぼったい目を写したくなくて保冷剤で冷やしたけれど、全然意味がなかった。
化粧をしても誤魔化せなかったのでカメラをオフにして出席したけれど、誰にも何も言われなかった。けど午後はオンにする。

時間調整で1時間弱空白ができたので、送られてきた書類を手に片道15分歩いて市役所に行く。風が秋めいている。
行ったのはいいものの「これは対象外ですね」「そうですか、わかりました」の3分で終わってしまった。片道15分かけてただ戻る。
帰りにスーパーに寄った。トマト鍋を諦めきれない。作る、けれどその前に道の駅で買ったやたら大きいなめこをお味噌汁にしなければいけない。
食欲がない。

何も食べたくないし、食べたいものが浮かんでこないし、でも何か食べなければという気持ちもうっすらある。わけわかめ。

会社の新規採用が止まらない。そもそも人手不足なのでいいことには違いないのだけれど、自分だけ英語をろくに話すことができず大変申し訳ないと思う。
流暢に話せるようになりたい。理解はできても話ができない。嘘、理解すらすこし怪しい。

この文章を書いたら少しからだを動かして仕事に戻る。

そういえば、スーパーから家まで歩いている道が妙に懐かしく思えて、平日の日中の緩慢とした時間の流れが遅い世田谷区の住宅街だ、と気づいた。
わたしは東京にも仙台にも福島にも定住できる場所が見つからなくて、本当にどこへ行ったらいいのか皆目見当がつかない。
居場所はないときにしか考えられない、ちょっと寂しい話題。