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オンラインに本腰を入れると決めた時、最初にしたこと。

泊まれる雑誌マガザンキョウトという小さな複合施設を運営しています、岩崎と言います。


クラウドファンディングでたくさんの方々のお力を借りて京都で開業をし4年、オフラインのコミュニティを育むことを、何よりも大切にしてきました。

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しかし、やってきたコロナウイルス、自粛の波。

マガザンキョウトでは、オフラインの実店舗来店が難しくなりそうな期間は、オンラインストアを起点としたお客さまとのコミュニケーションへフォーカスすることを3月初旬に決めました。

3月までほぼ放置に等しかったオンラインストアの月商は4月に100万円を超え、売上だけでなくたくさんの方々との接点が増えて、オンラインでも人の体温が感じられることをスタッフ皆で実感することができました。

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※2020年5月20日時点

マガザンキョウトオンラインストア

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日々スタッフ皆でオンラインストアに向き合い試行錯誤している記録を、直接たっぷりとお話することが叶わない誰かのためになることを願って、noteに短編連載形式でしたためていくことにします。

※マガザンキョウトの事業内容は下記の記事をご参照ください。

マガザンキョウト ホテル特集『BOY MEETS SHE, 〜京都夜遊〜』共同編集者トークイベント前編 | 異なる道筋でたどり着いた、 ふたりの「ホテル=メディア論」。
https://magasinn.xyz/article/2018/05/27/hotel/
ONE STORY 「人×人の化学反応を生み出す空間メディア。」
https://www.onestory-media.jp/post/?id=1065

最初にやったことは、「自分たちは何者なのか」を、言葉で確認しあうこと。

オフライン店舗の営業が難しくなることが目に見えてきた3月初旬、オンラインの手段で何ができるかを逡巡しました。

イベント、映像、読み物、サブスクリプション、通販…

さまざまなコンテンツや切り口で、オンラインでできることがありそうです。

その中で、マガザンは何をしていくのか?

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スタッフは6名。全員がフルタイムではありませんし、全てを網羅的に納得のいくかたちで実行することはできません。あれこれ手を出すと、ただでさえヒリヒリするタイミングでチームを疲弊させかねません。

そこで優先順位をつけるために、まず指針となるこの言葉をスタッフに共有しました。

ぼくたちは、「自分たちが夢中になっている京都のローカルカルチャーを、楽しんでくれる人たちへ届けていく」ことを生業にしているんだ。

何よりもそこをかさねがさね、言葉を尽くして確かめ合いました。

感覚や非言語のコミュニケーションを、いつもは意識的にとても大事にしています。ただ今回は、速いスピード感で皆の目線を合わせて実行へ移していきたい。

そのため、今いるスタッフ(別の記事でひとりひとり紹介したい!)が迷った時に立ち返りやすい言語でのコミュニケーションに重きをおきました。

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「自分たちが夢中になっている京都のローカルカルチャーを、楽しんでくれる人たちへ届けていく」。

この言葉を指針に、まず何に力を入れて実行していくのかを決めていくことになります。


続く。

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おまけ:ここで活用したフレームワーク・思考のコーナー

これまでに学んできたビジネスフレームワークや哲学、クリエイティヴやアートの考え方は、無意識・有意識はあれどさまざまなところで使っています。

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「このフレームワークを埋めるのだ!」という進め方はほぼしません。

ただ今回、「自分たちは何者なのか?」という問いに対して、他者があってこそ自分が浮き彫りになってくるという側面はあると思い、それにはこのマーケティングフレームワークの基本の1つ、「3C分析」のフレームワークを無意識に使っているなぁと思い返しています。


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岩崎達也@山田錦農家の跡取り
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