【鹿児島高専】オンライン・ウェルビーイング授業!
みなさん、こんにちは!
先週に引き続き、鹿児島高専の学生に向けてウェルビーイングの授業を提供しました。
今回はどうしても現地に足を運ぶことができなかったため、オンライン(Teams)にて実施。
先生方のサポートがあり、教室全体が見渡せるカメラ設定や音声等もクリアに提供できたことに感謝しかありません。
今回は、特別時間割で80分授業(前回は90分)授業を提供させて頂きました。
テーマは「ストレングス(強み・良さ)」
僕自身の経験でもそうですが、高校までの学生生活で自分自身や友達を含めた周りの人たちの強みや良さに目を向けることの大切さって学ぶことはほとんどないですよね。
実は、このなかなか学んでこなかったこともまたウェルビーイングを育むうえで大事なポイント!
ということを参加頂いた学生たちが持ち帰ってくれていると嬉しく思います。
今回の授業内容は下記の通りの流れで実施しています。
①前回の復習と宿題のシェア
②自分のストレングスを見つけて活用しよう!
③次回までにやってみよう!
まず、前回の復習ですが、ここはやはり”ウェルビーイングとは何か”と”ウェルビーイングの育み方”のポイントを押さえています。
ウェルビーイング自体、なかなか掴みどころがないことに加えて馴染みが無い言葉であるため、ウェルビーイングを知り育もうとすることは新たな脳内回路を作ることだということを伝えています。
どの年代においてもネガティブには目が向くが自然なので、ポジティブに意識を向けるトレーニングが欠かせません。
こういった授業が週に1度あるだけでも自己理解が深まるだけでなく、周りの方を大切にするきっかけになり、より良く生きることを考える時間になるので、とても貴重ではないでしょうか。
さて、今回のメインは”ストレングス”です。
ストレングスもまさに意図的にポジティブへ注意を向けるトレーニングであり、ウェルビーイングを育むうえで欠かせない知識です。
普段の生活の中で自分の良いところを考えたり、周りに良いところを伝えるってなかなかないですよね。
(そして、ちょっと小恥ずかしい感じもするのではないでしょうか)
だからこそ、皆で共通の目標(ウェルビーイングを育む!)を持ち、共通言語(ストレングス)で話し合う時間を設けるって大事なんです。
今回用いたストレングスの共通言語はポジティブ心理学で発展してきたVIA。
VIAは誰もが必ずストレングス(強み)を持つと考える素晴らしいもので、ストレングスが24の分類で表されています。
分類表は以下をご覧ください。
この分類表の活用方法を身近なキャラクターのストレングスを探すところから始め、自分自身、そしてグループメンバーについて見つけるワークを実施しました。
ところどころで学生から感想を伺いながら進めていましたが、嬉しい言葉がたくさん出てきて、聞いているこちらまでポジティブ感情を得られるような素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。
こういう場だからこそ自分自身の良いところに目を向けられることに加え、普段伝えられないポジティブな言葉を他者に伝えられるって素晴らしくないでしょうか?
また、単に良い気分がするものではないだけでないことをポジティブ心理学の研究成果を簡単に紹介しながら伝えています。
ポジティブを生み出すことでウェルビーイングが育まれること、ネガティブの緩和になること、将来的なネガティブのクッションになることが今回の授業を通して伝わっていると嬉しく思います。
授業は残り2回となりましたが、来月現地で実施してきます。
引き続き簡単にではありますが、このように記事でお伝えしていこうと思います。
ウェルビーイング教育については学校や組織、さまざまな場面に適用可能ですので、詳細等もっと知りたいという方はいつでもお声掛けください。
一緒にウェルビーイングを普及していきましょう!