父の話し

父は育児に参加しない人だった。
仕事仕事な人で家族で食事もバラバラ。
わたしはおばぁちゃんに育てられた。
そう言っても過言じゃない。
小学生の頃は時間割も揃えてランドセルに入れてくれて、言ってしまえば過保護だったのかもしれない。
おばぁちゃんは去年亡くなったけど、おばぁちゃんにはとても感謝している。

父はたぶん人との付き合い方がわからなかったんじゃないかと思う。
いじめられた経験がある人はわかるかもしれないけど、唐突に仲間はずれにされたり、殴られたり、蹴られたり。

だから、自分の子供にもどう接したらいいかわからなかったんじゃないかと感じる。

わたしが不登校になっても無関心。

人との繋がりはお金だったんじゃないかと。
母、おばぁちゃん、従業員さん。いろんな人にお小遣いをあげて機嫌をとっていたんじゃないかと思う。
そのお金を節約していたら、お金のかわりにお話なんかでコミュニケーションとってたら。
ひと財産あったんじゃないかな?
でも、お金を持つと何か(先物取引とか株とか特許とか)やってたし、それで才能があるならいいけど、まっっったくだめだ、借金だらけ。やっぱりお金はたまらなかったかもなぁ。

自分の母親のことも、駅で数駅離れてるんだけど呼びつけて洗濯物畳ませて帰させる。

ひどいよね。
何を考えているのかわからない。

最終的にわたしが高校卒業できた時に言われた、根に持ってることは「いつから働くんだ?」です。
当時は精神ボロボロでいつ死んでしまってもおかしくない感じだったから、本当に突き放された感じだった。

今は少し丸くなって、子供とかと少しずつだけど話せるようになってきたみたい。
小さいころに、優しくて親身な父親だったらよかったのに。

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