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eXpansys で Nexus 5X を購入して返品交換した話

2016年4月14日に書いた記事です。

Google Nexus 5X:円高還元の31,500円で販売中(EXPANSYSで)

この記事に飛びついて Nexus 5X (16GB) を購入したのですが、WiFi モジュールに初期不良に当たってしまい、返品交換に苦労したのでその記録です。

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初期不良のあった Nexus 5X (左) と
すでにスクリーンがぼろぼろの Nexus 5 (右)

初期不良の症状

Wi-Fi の設定をると「Wi-Fiネットワークを利用できません」のメッセージ。Wi-Fi 自体を ON に設定しても「Wi-Fi を ON にしています」から一向に進まない。Wi-Fi の MAC アドレスを確認したら明らかにおかしい数字が入っているので Wi-Fi モジュールの初期不良でほぼ確定。

返品交換の方法

状況を動画で撮影して eXpansys Japan に返品交換できないかメールでオーダー番号を添えて問い合わせしてみたら、返送してくださいとの返信あり。ただ、eXpansys Japan といいながら事業所は香港にあるので、返送=輸出をしないといけない。返送にあたり eXpansys から具体的な指示あり。

DHL の着払いで返送する。eXpansys のアカウントナンバーを指定する。
・端末の Google アカウントやパスワードなどは解除する(ロック解除するため)。

DHLでの発送

ここが一番の難関だった。まず、DHL ウェブサイトの「エクスプレス > リソースセンター > DHL Eコマースツール」の「DHL E メールシップ」にて発送に必要な書類作成と集荷依頼を行うことになるが幾つかの壁にぶち当たる。

・DHL E メールシップの機能は Mac で動作しない → Bootcamp 上の Windows 10 で対応。
・最新の Adobe Reader DC に未対応 → 旧バージョンの XI をインストールして対応。
・ダウンロードした DHL E メールシップの PDF ファイルの各項目に何を記入するのかわからない → カスタマーサービスに電話して確認しながら記入。
・自宅に最も近い DHL が土日や平日の夜は休みなので、職場で集荷してもらわなければならなかった。

書類の記入項目のポイントだけまとめる。これは DHL のカスタマーサービスで電話確認しながら記入した際のメモだが、聞き間違い等で一部間違いがあるかもしれない。

書類全般

・書類の各項目は全て英語で記入する。
・* 以外の項目は入力必須ではない。
・一通り入力が完了したら「運送状依頼」と「集荷予約」のチェックボックスを ON にして「DHLへ送信」ボタンを押下すると、自動的にメーラーが立ち上がり、作成した書類一式(3ファイル)を送信できる。
・書類一式は集荷時に渡す必要があるので、それぞれ印刷しておく。

運送上フォーム

・「1. 顧客番号・保険」の「運送料金請求先」は eXpansys になるので「荷受国」を選択し、「請求先アカウント番号」も eXpansys から連絡のあったアカウント番号を入力。
・「2. 荷送人」の「輸出用アカウント番号」も eXpansys から連絡のあったアカウント番号を入力。「担当者名」と「会社名」は両方とも自分の名前を入力。
・「3. 荷受人」は eXpansys となるので、 eXpansys から指定された住所などを記入。「都市名」はテキスト入力だが、最初は間違いがあり、「DHL へ送信」の後にエラーメールが届いた。「Kwai Chung, New Territories」と入力したら受理された。
・「4. サービス」の「書類/非書類」は「International Non Document」、サービス名は「Express WordWide」を選択。
・「5. 貨物重量・寸法・個数」は荷物の情報を入力。だいたいで良いとのこと。
・「6. 貨物明細」に商品名「Mobile Phone (Nexus 5X)」と入力。また、リチウムイオン電池の輸出の規制が厳しくなっているので、規制の範囲 ((100 Wh) 内 であることを明記。DHL カスタマーサービスの方から「Lithium ion batteries in compliance with Section II of PI967 (4 cells / 2 batteries or less)」と記入すると教えてもらった。なお、Nexus 5X バッテリーは 10.3 Wh であることをココの分解後のバッテリー画像から確認(製品仕様などには記載がなくて困った)。
・「7. 通関情報」の税関申告価格には購入時の金額を記入したが、それが正しいのかは微妙(DHL の方の回答も曖昧だった)。「VAT/GST」 の項目や「統計品目番号」は未記入のままでよかった。「輸出形態」は「通常輸出」を選択、「輸出関税等請求先」は「荷受国」とした。
・「8. 運送約款について」の「発送日」は後の「集荷依頼フォーム」で依頼する集荷日を記入。

インボイスフォーム

・「4. インボイス詳細」の「インボイスの種類」は「Commercial Invoice」を選択。それ以外は未記入。
・「5. 発送条件」は「FCA - Free Carrier」を選択。
・「6. 備考」には念のため返品である旨を伝えるため「Return」と記入。
・「7. 品目」に必須項目 * だけ記入。「単価」は運送状フォームの税関申告価格と同じく購入時の金額を記入。「原産国」には Nexus 5X を製造している LG は韓国なので「Korea, Republic」を選択。

集荷依頼フォーム

・「1. 集荷先情報」は「荷送人情報をコピー」ボタンでコピー。ただ、今回は集荷場所を職場にしたので、会社名以降を職場の情報に書き換え。
・「2. 集荷内容詳細について」には集荷依頼日時を記入。「準備完了時間」や「貴社営業終了時間」には集荷に対応できる時間帯を記入しておいた。

発送方法がさっぱりわからず、カスタマーサービスに何度も電話して確認しながら進めたので発送までに1週間以上かかってしまった。集荷の次の日の早朝(金曜日)には香港に到着したようだが、そこから eXpansys に届いたのはなぜか次の週の火曜日。

同一商品が在庫切れ

eXpansys の方で初期不良が認められたが、同一商品の在庫がないので交換できないとの連絡あり。eXpansys のサイトで 32GB の方なら在庫が大量にありそう (+100) に書かれていたのでそちらでお願いしたら、次の日にそれも在庫がないとの返信。サイトを見たら在庫切れの表記に切り替わっていた。Nexus 5X の対応バンドだけを絞ってコストを下げた HK バージョンという方は在庫があるようだったのでそちらでお願いしてようやく交換成立。

交換品の到着

3日後くらいに交換品が到着。若干差額があった(交換品の方が少し高い)が、差額の請求はなし。最初に購入した際には消費税の支払いが必要だったが、今回は不要(当たり前)。HK バージョンでも IIJmio の SIM は問題なく動作し、Wi-Fi モジュールも正常。

結局、最初に eXpansys に連絡してから交換品の到着まで3週間という時間がかかってしまいました。外れをひいた感はありますが、海外から商品を購入する際のリスクを経験できたことは良しとしましょう。


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