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iPhoneで撮影した写真と動画の日時について

2016年4月21日に書いた記事です

これで動画の日付がおかしくなる件は解決したのですが、同時刻あたりに撮影した写真と動画でまだ日時にズレがあるので調べてみました。

写真の日時

写真の日時は主に EXIF の DateTimeOriginal で判断される(おそらく)。これは “2016:04:21 01:23:45” というような文字列で、iPhone に設定されたタイムゾーンの時刻で保存される。UTC 時刻ではない上にタイムゾーンに関する情報も保存されない。これは iPhone というよりは EXIF フォーマット自体の問題。

動画の日時

動画の日時は主にメタデータの CreateDate で判断される(おそらく)。これも写真と同様に “2016:04:21 01:23:45” というような文字列だが、こちらは UTC 時刻で保存される。ただしタイムゾーンに関する情報は保存されない。

ということで、iPhone で日本時間の “2016:04:21 18:00:00” に写真と動画を撮影した場合、

・写真の DateTimeOriginal = “2016:04:21 18:00:00”
・動画の CreateDate = “2016:04:21 9:00:00”

という値で保存されることになります。これを Google Photo にアップロードした場合には、この値そのものでソートされます。つまり動画だけが 9 時間前(もしくは写真だけが 9 時間後)という状態になり、これが写真と動画のズレの原因となるということです。

ところで Mac の写真アプリ上だと上記のような例においても正しくソートされているのは何故でしょうか。動画のメタデータを色々と確認していたところ CreationDate という別の項目があり、これには “2016:04:21 18:00:00+09:00” というようにタイムゾーンの情報が含まれていました。
この CreationDate という項目は、どうやら QuickTime のメタデータフォーマットの項目のようなので、写真アプリはこちらを見て判断しているのかもしれません。

(調べるのに exiftool に助けてもらいました)

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