目無し問題再び
Mリーグのファイナル最終戦が終わり、風林火山がファイナル12戦7勝で、大逆転優勝という結果で幕を下ろした。それで終われば良いものを、どこにも重箱の隅というか、弱ってる人を叩く輩がいるもので、最終戦目無しとなったドリブンズ村上プロが真っ直ぐトップを取りに行ったことに、文句を言ってる輩がいるらしい。
最終戦目無し問題は以前にも書いたが、結論から行くと、その人がどう打つか見極めて、それに対応して争ってる側は戦うべきだと思う。
2019シーズンのファイナル最終戦、大きく離されたサクラナイツの沢崎プロは、出来るだけ場を乱さぬよう、あがりに向かわず、と言って極端な河を作らず、自然な感じがするほど、静かに打っていた。それは、数多くの決勝の舞台を経験し、その分、目無しの状況も多く経験しているからこその熟練の技である。もちろん、それを良しとする人もいる。ただ、サクラナイツのファンは状況的には仕方ないが、一矢報いる沢崎さんを見たい人もいたとは思う。
その沢崎プロの静かな納め方があったからか、今シーズンの最終戦の村上プロの真っ直ぐあがりに向かって、一矢報いるトップに批判する人がいるらしい。
まず、批判する人は敗戦処理のつらさを経験したことがあるのだろうか?何をやっても報われない、どうすればいいのか決まりもない。囲碁や将棋でも負けを分かっていてもある程度形になるまで打ち進めなければならない。とは言え、囲碁や将棋は1対1で投了という、自ら途中で負けを宣言することができる。しかし、麻雀は4人でやるため、途中で負けましたと投げることはできない。
今回のあがりに向かった村上プロ。それはそれで正しいと思う。他の3人はそれを込みで闘って決着をつけるわけである。それはそれでいいのではないか?外野が文句つける必要ある?
ただ1つ言えることは、静かに納めるにしても、一矢報いるにしても、その半荘中でブレないこと。だから、沢崎プロの打ち方も、村上プロの打ち方もそれぞれ。好みの問題はあるにしても、批判されるものでは無いと思うのだが。
素人の殴り書きなので、たいした内容では無いですが、サポートいただくと中の人は小躍りしてます。