ラストファイトは永遠に
5/29(土)大阪・京橋にある健康麻雀・ノーレートフリー・貸卓の雀荘LAST FIGHTさんが、その営業に幕を閉じた。
閉店自体はお客さんとしては非常に残念ではある。ただ、店長のメカZさんの体調に変調の兆しが出ていたことなどを考えると、無理して体壊して、赤字も膨らんでとなると元も子もない。
閉店前日の金曜の夜は貸卓が3卓立ち、空いた卓でのノーレートフリーも一時満席という盛況ぶり。閉店通知後のよくある風景である。
馴染みのお店がある人は許す限りそのお店に顔を出して欲しい。この状況下、店舗型の飲食・レジャー(雀荘・ボードゲームカフェなど)はどこもかなり苦しい状況にあることが多く、いつギブアップと言われてもおかしくない状況である認識を今一度持ってください。あくまでそれぞれの状況の許す範囲で。
話を麻雀に戻して、私は鬱で一時期好きだった麻雀も出来ず、家にいると何もしない日常が過ぎていくのを何とかしたくて、好きだった麻雀で何とか外に出て人と接する機会を作れないかという思いでいた。それまでも某健康麻雀店に行っていたのですが、年齢層が高く、卓数も多くて若干騒がしい、また、トラブルの元になりそうな要素を持つお客さんが増えてきたのもあり、商売っ気も感じてきたので、新しいお店を探していたところ、見つけたのがラストファイトさん。本当にお世話になりました。
LAST FIGHTさんがオープンして1年くらい経ったころ、最初は角米勉強会(協会角谷プロと米崎プロでの勉強会。)に伺って、それから通い始めたので3年ほどでしたが、経営を引き継いだ店長のメカZさん、雀王経験者の角谷プロ、先日将星を獲得され、最強戦の予選もベスト8まで残られている麻将連合田村ツアー、プロになりたてから最強戦ガール、連盟関西本部の覇皇トーナメントベスト4、実況も始めて名実ともに連盟関西の看板娘になりつつある藤根プロ、他トリカゴさんを始めスタッフの皆さん、ノーレートフリーが始まった頃に入られた協会月溪プロ。みなさん自分自身が麻雀が好きで、その麻雀をみんなでできるのが幸せというオーラの出ているお店でした。
いいお店には高い割合でいいお客さんが集まります。健康麻雀はやはり年齢層は高めではありましたが、某店よりは穏やかなお客さんが多く、落ち着いてできたのが一番大きかったです。多くの出会いもありました。特に私より年齢の若いお客さんにいい子が多かった。会うと挨拶してくれて。本当はセットできるくらい仲良くしたかったけど、こっちからガツガツ行ってウザ絡みになるのも怖かったのでいけませんでした。
Mリーガーやトッププロをお呼びした大会も数多く行われて、連盟沢崎プロや最高位戦近藤プロのベテランから、女性人気ダントツの麻将連合小林剛プロ、Mリーガーの中でも若手の協会松本プロまでいろんなプロの方とお会い出来たのもラストファイトさんのおかげです。サイン帳は宝物です。(途中から息子の分までいただいてしまいました。)
大会の後の勉強会も、今まで独学でやってきた身としては、得るものが大きかったです。とは言え、自分の麻雀のスタイルは変わらないんですけど、迷った時にいろいろ思い出して考えるようにはなりました。
私の鬱も少しずつよくなり、昨秋から職業訓練校に通い出して、健康麻雀にはなかなか顔を出せなかったですが、金曜の夜のノーレートフリーは出来るだけ顔を出すようにしてました。奥さんには行き過ぎって怒られてましたが。
本当に思い出の沢山ある場所なので、閉店最後の週は体調崩すほどでしたが、この麻雀好きの楽しいオーラのあるお店に凹んだまま行くのは違うと思って、最後のノーレートフリー、大会は思いっきり楽しんで打とうと思い、その通りに打てました。
最後まで、麻雀が好きという想いと笑顔で追われて良かったと思います。
夜中に起きて、なかなか寝付けず、気持ちの整理の意味でこのnoteを書き始めたら、ちょっと涙腺崩壊してきました。ひとりなんで今だけは少し。
書いていたら、もう夜が明けてしまいました。それぞれが楽しむ、それぞれの舞台で、それぞれの闘いが続いていく。それは最後の闘いが来ないのではなくて、ずっとこれが最後の闘いかもしれないと思って闘い続け、勝てば最後の闘いが続き、負ければまた立ち上がって次の最後の闘いに挑む。人間ってたぶん何かに立ち向かって行き続けないと、生きていけないものなのかも。
私も障害年金が貰えている。別にその状況に甘んじててもいいはず。でもそれではいけないと、立ち上がったばかりである。チャンスはそう何度も来ない。ぶら下がってるチャンスには飛びついてでも掴みに行くべきだし、与えられたなら、なおさら、闘いに行くべきだと思う。もちろん、休息は必要なのは当然だが。
ラストファイトは永遠に。
素人の殴り書きなので、たいした内容では無いですが、サポートいただくと中の人は小躍りしてます。