麻雀 オーラス目なし問題(2)
ここまでは、単にオーラス目なし問題
今回の件は、トーナメントの条件未達。
改めて状況を確認すると、オーラス1本場
最終戦前 素点 順位点 合計
1着A 50.7 ▲8.8 ▲5.0 37.1
2着B ▲8.8 0.2 5.0 ▲3.6(親)
3着C 15.9 ▲10.5 ▲15.0 ▲9.6
4着D ▲57.8 18.9 15.0 ▲23.9
B-C 6.0 B-D 20.3 C-D 14.3
2人勝ち上がりのため、Dの勝ち上がり条件は、
・倍満ツモ(A=33.0,B=▲11.7,C=▲13.7,D=▲7.9)
・Aから三倍満(A=2.8,B=▲3.6,C=0.4,D=0.4) ・Bから三倍満(A=47.1,B=▲55.9,C=0.4,D=0.4)
・Cから三倍満(A=37.1,B=▲3.6,C=▲33.9,D=0.4)
倍ツモという条件は残っている。WRCルールなので、立直・ツモ・七対子・表2・裏2とかなら無くはない。よって、新人・若手戦ということもあり、残り半荘、局数の勘違いの可能性はある。それ自体をどうこういうつもりは全くない。ちゃんと勉強して、これからに活かしてほしいと思う。
そもそも、このオーラス和了についての規定は、目なしの人間が意図して誰かを勝たせる、または、負けさせることを回避するための策と聞く。それは過去トラブルがあったとされる連盟の苦肉の策なのかもしれない。
とはいえ、例えば、条件の無いオーラスの親は、大連荘するため、最低でも聴牌に向かわないと行けない。その道中、明らかな手順ミスでの聴牌逃しや、ダマに刺さった場合には責められない。例えそれが勝者を選択する意図的があったとしても。(前者は連荘する事で次点の条件が軽くなる。後者はダマの相手が僅差の2着。)
道中の半荘であれば、トップ確定や順位操作のための差し込みや、ラス確だが素点回復の和了は何も言われない。当然と言えば、当然である。
もう1つの問題は2人勝ち上がりトーナメントというシステム自体にあるのではないかと思う。この場合、目なしだけでなく、例えば役満放銃しても2着確定のダントツでも勝ち上がり者を選択することが可能と言えば可能である。でも、これは自分が和了っても、差し込んでもお咎めなしである。
結局、誰かが勝って、誰かが負ける、この決定権からプレイヤーの作為性を完全に排除しようとして、おかしなことになってないか?と思う。
そして、一番おかしいのは、オーラスの和了規定が明文化されているかが、見てる側がわからない点である。
連盟のページを見ると、競技規定の概略しかない。オーラスの和了に対する規定もチョンボの罰則も具体的な記述がない。(この前日の少牌▲30の根拠もわからない。)また、他のトーナメント戦の大会規定を見ても記載がない。
ちなみに、最高位戦と協会は詳細規定見えるし、チョンボの罰則(どちらも▲40)も書いてある。
連盟さんはちゃんと規定をオープンにして、なぜその罰則を受けるのか、見てる側が納得できる背景を用意しておかないといけないと思う。そうでないと、同様のことが起こった時に、また同じ議論を呼ぶだけになる。
素人の殴り書きなので、たいした内容では無いですが、サポートいただくと中の人は小躍りしてます。